ダイコンの栽培方法

地中海原産の大根は本来、冷たくて涼しい環境を好みます。しかし、色々な改良品種があるので、ほぼ1年中栽培が可能です。寒さに強く、生育適温が17〜20度Cなので、秋まきが作りやすいと思います。

大根栽培用の土作り

ダイコンを栽培している写真堆肥を入れるのなら、種蒔きの1ヶ月以上前に完熟したものを入れるか、堆肥は表面に追肥で置くようにします。酸性の土壌なら石灰や 石灰窒素楽天 を撒きます。1〜2週間前に畝に溝を掘って元肥を入れます。

一度深く耕して、小石やゴミ等を取り除いておきます。石やゴミはダイコンが分岐したり、形がいびつになる原因になります。

大根の産地は火山灰の土地が多いようです。これは、火山灰には小石が少なく細かい灰のような土だからではないでしょうか。大根を続けて栽培するのなら、一度土を篩に掛けて、小石や砂を取り除いてやる方が良いのかも知れません。

大根の種蒔き方法

浅い蒔き穴を作って、4〜6粒ずつ大根(ダイコン)の種を蒔きます。約1cm土をかけて、軽く押さえて種を土を密着させます。その後、たっぷりと水をやります。発芽するまで土を乾燥させないようにします。

大根の間引き、土寄せ、中耕、除草、追肥

本葉が3〜4枚になったら、1箇所で2〜3本になるように間引きます。間引いた後は土を平坦にしておきましょう。本葉が5〜6枚になったら最終的に1本にします。生育が良く、形の良いものを残すようにします。

随時、株元に土寄せをしましょう。大根の白い部分ができるだけ土の上に出ないようにします。土から出ると青くなって味が落ちます。中耕や除草をしながら、土寄せをするのが良いと思います。

大根の追肥は、液肥やぼかし肥や化成肥料を使います。害虫のシンクイムシ、アブラムシ、ヨトウムシ、コナガなどの駆除は早めにしましょう。害虫の被害を減らすには、不織布のベタ掛けか、防虫ネットのトンネル掛けをします。

大根の収穫

大根が地上部に出てきて、太さも大きくなったら収穫します。株元をしっかり持ってまっすぐ上に引き抜きます。横や斜め上に引っ張ると大根が折れてしまいます。遅く収穫すると、とう立ちしたり、スが入ったり、表面が割れたりすることがあります。

大根の連作について

大根は比較的連作障害が出にくい野菜ですが、アブラナ科に共通する根こぶ病や軟腐病などを引きおこすことがあります。一般的には、1〜2年は同じ場所でアブラナ科の野菜を栽培しない方が良いと言われています。

しかし、大根は同じ畑で連作すると、次第に辛味成分が少なくなって、甘くなるという性質があります。連作を行うかどうかは、個々の畑の状態や、前年の出来具合を見て決めるのが良いと思います。何事も失敗と経験です。

トンネル栽培で大根の冬まき栽培をすることができます

大根は10度C以下になると、花芽ができて温暖長日の条件になると、とう立ち(花が咲いて芯ができること)します。その為、冬に種蒔きをすると、収穫する前にとう立ちして根の肥大が止まってしまいます。そこで、ビニルトンネルや温室で栽培すれば、冬栽培の春採り大根を作ることができます。畝には黒マルチをすると生育が早まり、雑草を抑えられます。

トンネル栽培であっても、夜間には気温が0度C以下になります。しかし、昼間には高温になるので、大根は花芽ができずに、とう立ちしません。