休耕田の管理(乾田と湿田)

米の作付調整や人手不足や特殊な事情で米の生産を一時的にやめる場合があります。ただ米の作付をやめただけだと、雑草が生い茂って、いざ作付をしようとすると雑草と戦う手間が余分に掛かることがあります。休耕田の管理に、田に水を入れる方法と水を入れない方法を試してみました。

レンゲの生えた田んぼ

この写真はレンゲが毎年生えるように管理していた田んぼです。このようにレンゲを生やしておくと他の雑草が比較的生えにくくなります。

レンゲの後に水を入れるとレンゲが腐って草が生えにくい環境ができることがあります。

でも、一般的にはレンゲの後に米を作るのは、なかなか難しいものです。今は、レンゲを生やしている田はありません。

田に水を入れない方法(乾田にする)

米の作付をやめて水を入れないと雑草が生い茂ってきます。そこで手入れ方法として草刈りをしたり、トラクターで耕したり、 除草剤楽天 で雑草を生えないようにしたりする必要があります。どの方法も一長一短があります。実際にやってみて、自分の場合に最良の方法を選ぶことになります。

広大な面積を春から秋まで何度も草刈りをするのはとても手間が掛かります。草刈りを怠ると草の種ができて更に雑草が増える原因になります。

トラクターで耕す方法は比較的簡単にできますが、耕す頻度を考えながらやることになります。また、燃料代もかさみます。私はトラクターで耕す方法を試したことがありますが、やはり春から秋までに数回は耕す必要があるようです。この場合、深く耕す必要は無く、表面をかき回す程度でも効果はあります。

除草剤を撒く方法は比較的簡単ですが、除草剤の費用が掛かるのと、残留除草剤や除草剤の環境への影響も考慮しなければなりません。私は元々除草剤を使うのは気が進まないのでやったことはありません。

田を乾田にすることによる得失

田を乾田にする方法は、水田(湿田)の雑草を生やさないようにすることができます。特に、い草やヒエやカヤツリグサやコナギなどの草を駆逐するのに役立ちます。

そうすると、反対に畑の雑草が増えてきますので、適度に水を入れてやる方が良いのかも知れません。

田に水を入れる方法(湿田とする)

田に水を入れて代掻きをしておく方法は、比較的雑草が生えないように簡単にできるようです。この場合でも、放置しておくと水田の雑草が生えてきます。

代掻き後に除草剤を入れておく方法は、普通の稲作の場合と同様です。でも除草剤の効果は最初だけで、次第に雑草が増えてきます。稲を植えた場合は、稲が急激に大きくなって日陰を作るので、雑草が生えにくいのです。

私は、除草剤は使わず、最初は乾田にしておいて、少し草が増えたところで、水を入れて代掻きをしました。雑草が水面から出てきたら再び代掻きをします。

この時、水を多めに入れておくと、水のにごりや浮草の影響や水の中のオタマジャクシやホウネンエビなどの働きで、雑草の繁殖が違いますので、水は多めに溜めるようにしました。

また、雑草が増えてきたら代掻きをします。トラクターで代掻きをするのは動力があまり必要ではありませんし、時間もあまりかかりません。従って、燃料は多くは要りません。

田を湿田にすることによる得失

田んぼに水を溜めておくと、乾田の場合とは逆に、畑の雑草を根絶することができます。その代わりに、い草やヒエやカヤツリグサやコナギなどの水田の雑草をいかに増やさないようにするかを考える必要があります。

川からの水口が近くにある場合などで、水が比較的簡単に入手できて、水の管理が簡単な場合にはとても有効な方法です。

冬の間でも、水を貯めておくと、雑草の生え方が違います。冬でも水が貯められる場合は良い方法かも知れません。

家畜を放牧する方法

最近、耕作放棄地に牛や山羊や羊を放牧する方法で田畑を管理している例を見たことがあります。一見簡単で良いように見えますが、この場合は、家畜が田畑から外に出ないように田畑の周りに柵や電気柵を巡らす必要があります。

また、夜間には家畜を入れる建物などが必要になりますし、家畜の健康管理にも気を使う必要がありますので手間と費用がかかります。