パセリの栽培方法(家庭菜園での育て方)

パセリは種を蒔いてから植えつけをするまで約2ヶ月も掛かるので、園芸店やホームセンターで苗を買ってから植えつけた方が栽培が簡単かも知れません。栽培自体は簡単な方で、肥料も適当でよく、素人でも育てやすい野菜です。



パセリの特徴

パセリの写真

パセリはセリ科の二年草で ハーブ楽天 の一種です。一般的には野菜として食用にされていますが、食べるよりも料理に添付されて見て楽しむものと思われています。

和名はオランダゼリとも呼ばれています。パセリの草丈は約10~20cmで、元々地中海沿岸の原産です。緑色が濃くて独特な香りをしています。パセリだけ食べて美味しいとは言えません。乾燥に弱い方ですが、栽培するのは比較的簡単です。

パセリの栄養

パセリに含まれているビタミンは、ビタミンA(βカロテン)やビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCなどです。その他に、カルシウムやマグネシウム、鉄などのミネラルも豊富に含まれています。食物繊維も比較的多く、とても栄養豊富な野菜です。

パセリには独特の苦味や香りがあります。これは薬効成分のピネンやアピオールによるもので、食べた物の消化を促したり、ガンや口臭の予防にもなります。人によって好き嫌いが激しい食品です。

パセリの植えつけ

植えつけの約2週間前までに苦土石灰を1m2当たり約100gを散布してよく耕しておきます。植えつけの少し前に堆肥と化成肥料を土に適度に混ぜておきます。

畑の中に、株間を約30cmにして、溝か穴を掘っておいてそこに注水します。その後、苗を植えつけてから畝全体に如露で十分に水を掛けます。少量の栽培ならプランターでも良いでしょう。

水やりと追肥など

時々、成長具合を見て水やりをします。適度に化成肥料か液肥で追肥をします。その後軽く土寄せします。収穫しながら追肥をすれば長い間収穫できます。寒さに強いので防寒の必要はありませんが、特に寒い時期には寒冷紗を掛けてやるとうまく育ちます。

パセリの収穫

葉が適度に大きくなったら、少しずつ外側の葉から取って収穫します。株ごと取るようなことをしなければ、長い間収穫ができます。

パセリ栽培の要点と注意事項

パセリの生育に適した温度は15~20℃です。地中海沿岸が原産なので、冷涼な気候で良く育ち、暑さには弱いので注意します。

連作障害を起こしやすいので、前年と同じ場所には作付けしないようにします。根は比較的深くまで張るので畑を深く耕しておくと良いでしょう。元肥として堆肥を多めにしてやるとうまく生育します。

加熱パセリの作り方

生ではあまり美味しくないパセリを美味しく食べるコツは加熱することです。加熱することでパセリ独特の苦味が無くなり、香りが良くなり格段に美味しくなります。

材料としてパセリの葉の部分を約20g用意します。作り方は、フライパンを強火で約1分間予熱します。次に、パセリを入れて蓋をして強火で約30秒加熱すればでき上がりです。油をひいてもかまいません。