蕎麦(ソバ)の栽培方法(育て方)

ソバには4月に種を蒔いて7月に収穫するの夏ソバと、8月頃に種を蒔いて10月頃に収穫する秋ソバがあります。地域によって違うようですが、この辺りでは秋蕎麦を栽培するのが一般的です。2〜2ヶ月半程度の栽培期間で収穫できる短期栽培の穀物の代表的なものです。

蕎麦(そば)の特徴と栽培用の土作り

ソバと日本ミツバチの写真

そばの花は直径約5〜6mmで、1つの花には雌しべと雄しべがあり、花びらは5枚です。1株では受粉ができないので結実率はとても低いようです。

この写真はソバの花に来ていた我が家で飼っている日本ミツバチです。秋のこの時期には花が少ないので、日本ミツバチにとってそばは貴重な蜜源植物となります。

この日も、多くの日本ミツバチが蕎麦の花に群がっていました。(2012年10月7日)

ソバを栽培するには排水の良い畑が必要です。播種後に水分が多すぎると発芽が極端に悪くなります。反対に、乾燥しすぎても種は発芽しません。

土を耕うんする深さは約15〜20cmにします。その後、すじ蒔きの場合は畝立てをします。

ソバは元々焼き畑で作るぐらいですから、 肥料楽天 をあまりやらなくても育つ植物です。元肥として肥料を与える場合は、窒素・リンサン・カリを10アール当たり、約2:3:4kgにします。元々地力が高い畑では窒素をやらずに約0:3:4kgにします。堆肥でも良いでしょう。

蕎麦の種蒔き方法

ソバの種蒔きはすじまきか、ばらまきにします。一般的には後の管理の為に、畝立てをしてからすじまきにします。

播種量は作付の時期によって違います。夏ソバの場合は少なめで、秋ソバの場合は多めにします。10アール当たり5〜7kg程度を蒔きます。この辺りでは、秋蒔きが一般的です。覆土は約2〜3cmに土を掛けてやります。

種蒔きの後に、如露で水をやります。乾燥した時期には多めに水をやらないと発芽が難しくなります。雨の後や雨が降る前に種を蒔くと水やりの手間が省けます。

蕎麦の土寄せ、中耕、除草、追肥など

追肥は他の作物に比べると少量でかまいません。窒素肥料をやりすぎると過繁茂になって倒れ易くなります。

一般的には、窒素質の少ない化成肥料を使います。この時、除草を兼ねて中耕や土寄せをしてもかまいません。

この辺りでは、猪の被害がありますので、猪から守る為には電気柵が必要です。近所の方は小さい畑でも電気柵をしていました。電気柵は、蕎麦が倒れるのを想定して、蕎麦から少し離して設置します。手間がとても掛かります。

蕎麦の収穫とその後の作業

種を蒔いてから約2ヶ月半で収穫です。霜が降りる前に収穫します。花の時期が長いので、一部に花が残っている場合がありますが、時期が来たら構わず収穫します。

ソバを栽培した場合、最も労力のかかるのは収穫やそれ以降の作業です。少量栽培の場合は、収穫作業は鎌での手刈りです。収穫後に、はざ掛けをして乾燥させます。

その後、手作業で脱穀してから、蕎麦の実とゴミを振り分けします。昔からある唐箕(とうみ)というものを使います。手回し式の唐箕が便利ですが、これがある農家はあまりないでしょう。

蕎麦の粉挽きついて

ソバを石臼で粉に挽いている写真

最近は蕎麦を栽培する農家が減って、蕎麦の粉挽きをやっている業者が減っています。

何年か前、私は粉挽きの業者が見つからずに、自分で石臼でそばを粉に挽きました。少量だけだったのですが、手作業ではとても疲れました。

古い家で見つけた石臼に心棒と取っ手を付けて、石臼を使えるようにしてみました。早速、蕎麦を粉に挽いてみました。

まあまあうまく出来たのですが、たくさん粉にするとなると、相当な体力が要ります。でも昔の人はこのようにして食べていたのでしょう。出来上がった粉のありがたみが違うように思いました。撮影 2003.01.04