井筒用コンクリート蓋の製作

井戸に使う井筒用のコンクリート製の蓋は、現在、ほとんど市販されていません。この為、私は自分で(DIYで)井筒用の蓋をコンクリートで作ってみました。簡単な物でも型枠の作り方や鉄筋の入れ方やコンクリートの打ち方には工夫が必要です。

井戸用のコンクリート製の蓋を作る

井戸用コンクリート蓋の写真

この写真は井筒で作った井戸ポンプ格納部です。この蓋(ふた)には以前市販されていたコンクリート製の蓋を使用しています。

今回、これと同じ物が必要になったので、自分で作ってみました。大きさは直径約83cmで、厚さが約3.5cmです。

実は、2003年に岡山市で掘った打ち抜き井戸のポンプ格納用の蓋は木製なので12年も経つと腐ってきたのです。この木の蓋の代わりに製作しました。

もちろん、大きさの違うのを作れば井戸本体の蓋としても使用することもできます。手前は直径約95cmの井戸本体です。コンクリートの蓋の上にステンレス製のカバーをしています。

ダンボール紙でコンクリート枠を製作する

井戸用コンクリート蓋の製作、流し枠の製作

この井筒の蓋の上で、同じ大きさのコンクリート製の蓋を製作することにしました。

まず、ダンボール紙で井筒と同じ大きさの円形を作ります。ダンボールの繋ぎ目にはセロテープなどで穴を塞いでやります。

次に、コンクリートの厚さに相当する幅3.5cmのダンボール紙を作ります。これを写真のようにセロテープで止めていきます。

コンクリートの型枠は厚みが少ないので、ダンボール紙で作っても大丈夫です。

半分コンクリートを打って、縦横に鉄筋を配置する

井戸用コンクリート蓋の製作、鉄筋の配置

次に、この写真のように 鉄筋楽天 を配置するのですが、その前に、コンクリートを練ります。

コンクリートはセメントと砂と砕石(バラス)を容積比で1:2:2の割合で混合しました。将来、鉄筋が錆びないようにセメントは多めにして、アルカリ性の成分ができるだけ減らないようにしました。

でき上がり高さの約半分の位置までコンクリートを流し込んだら、直径10mmの鉄筋を約10cm間隔になるように縦横に配置します。鉄筋は合計14本使いました。

下側の鉄筋はコンクリートにちょうど埋まるくらいに押し付けてやります。鉄筋をコンクリートの真ん中に持ってくるのがコツです。鉄筋が露出するなど論外です。

残り半分のコンクリートを打つ

井戸用コンクリート蓋の製作、コンクリートを打つ

次に残りのコンクリートを流し込みます。ダンボールの縁の高さまでコンクリートを打ったら、上部が均平になるようにコテで均してやります。

この時、中央部が少し盛り上がるようにするのがコツです。そうすると、上に水が貯まるのを防ぐことができるし、中央部の厚みが増して更に丈夫に作ることができます。また、見た目も美しく仕上がります。

コンクリートが問題なく硬化するまで、数日はそのままそっとしておきますが、2~3時間毎に表面をコテで綺麗に均してやると更に良いでしょう。

コンクリートが硬化する前に雨が降ったり、冬場の夜間などで氷点下の気温になる場合などは、コンクリートの上に覆いをして保護してください。

コンクリート製蓋の製作方法の応用

井戸用の蓋(ふた)に限らず、同様にして、市販されていないサイズの側溝の蓋や溜桝の蓋などの製作に応用できます。

その場合は、上に掛かる重量とでき上がりの大きさを考慮して、鉄筋を増やすなど強度を十分に確保する必要があります。

あまり大きいものだと、全体の重量を考慮して作ってください。そうしないと、作ったけれども運べないものになってしまいます。

特に、スパンの長いものを作る場合では、コンクリートの厚みを十分厚くして、鉄筋も十分な量と強度のものにしてください。一般に市販されているサイズの物を参考にするのも、安全の為には良いかも知れません。

製作の注意事項

鉄筋をなどを切るには ディスクグラインダー楽天 などを使いますが、この時、目を保護する為に必ず保護めがねを使用してください。

また、多くの火花が出ますので、燃えやすいものの近くではしないようにします。もし、どうしてもしなければならない場合は、水などの消火の準備をしておいたり、二人以上の人と一緒にするなどして、安全には特に気をつけてください。

コンクリートや石や砂などの重量物を取り扱うので、手袋や安全靴を着用して怪我をしないように気をつけてください。