石油ストーブのメリットとデメリット

石油ストーブは停電の時にも使えるのが最大のメリットです。しかし、火力調節範囲が石油ファンヒーターに比べて狭く、小さい部屋で使うと温度調節が難しい事を意味します。また、石油ストーブは温度の高い部分が露出しているので、火災の危険性が高いと言えます。

石油ストーブとは

石油ストーブとは石油(灯油)を使ったストーブの事ですが、一般的には石油ファンヒーターは石油ストーブから除かれるのが普通です。

つまり、点火に電池は使いますが、商用電源を使わないストーブの事を石油ストーブと一般的に呼んでいます。

代表的な小型石油ストーブの例

代表的な小型石油ストーブの例

火力の発生には灯油を使うのでランニングコストから言うとエアコンなどと同等に効率が良い方です。

また、ある程度の速暖性があり、部屋全体の暖房や部分的な暖房の両方の機能を持っています。

代表的な3.2kWクラスの石油ストーブの仕様書の例によると、最大火力は3.22kW(0.313L/h)で最小火力は1.93kW(0.188L/h)となっています。

つまり最小火力は最大火力の約6割ということですので、火力の調節範囲はあまり広くはありません。

石油ファンヒーターに比べて、火が直接見えているので、見ただけでも暖かく感じます。しかし、ストーブの上部はかなり熱くなるので、火災予防の観点では少し不利になります。

石油ストーブのメリット

石油ファンヒーターとは違って、石油ストーブは地震などの停電時も暖房や熱が利用できるのは最大のメリットです。

エアコンや電気暖房などに比べると、燃焼によって水分の発生があるので、加湿の必要性があまりありません。

対流や輻射熱を利用して部屋全体や部分暖房の両方に対応できます。

石油ストーブの上部は特に熱くなるので、ここで焼き芋をしたり、煮物調理などをすることも可能です。

特に、小型の石油ストーブは持ち運びが簡単なので、部屋を移動させての暖房が簡単に行なえます。

石油ストーブのデメリット

灯油の燃焼によって、 二酸化炭素楽天 の発生があり、定期的な空気の入れ替えの必要があります。また、灯油そのものの臭いや点火時や燃焼時や消火時にも臭いがあるのがデメリットと言えます。

灯油がエネルギー源なので、灯油の補給を定期的に行なう必要があります。寒い時の灯油の補給は面倒なものです。

火力調節範囲が一般的に最大火力~約60パーセントまでなので、石油ファンヒーターの最大火力~約25パーセントに比べて火力調節範囲が狭いと言えます。この事は、狭い部屋で石油ストーブを使うと温度調節が難しい事を意味します。

燃焼している高温部分が露出しているので、上部などに触ると火傷をする危険性があります。特に小さな子供などがいる家庭では、安全ガードなどの対策が必要です。

高温部分が露出していることから、近くに燃えやすいものがあると火災の危険性が高いと言えますので取り扱いには注意が必要です。

一般的に石油ストーブは燃焼にガラス芯などを使用しているので、火力の調整範囲が狭く、その範囲を超えた燃焼をすると不完全燃焼のおそれがあります。

芯の空焼きが必要です

一般的に石油ストーブは燃焼にガラス芯などを使用しているので、長時間の使用で、タールなどの不純物がガラス芯に付着してきます。この為、定期的に、このタールなどを取り除く為に、ガラス芯を空焼きしてやる必要があります。

石油ストーブの芯の空焼き方法は、灯油が少ない時やしまう時などに、灯油が無くなってから徐々に芯を最大にまで上げて、自然に消えるまでそのままにして置きます。その時は、 臭いがきついので基本的には屋外で行なうようにしましょう。

空焼きが終ってからすぐ使う時は、灯油を補給してから芯の部分に灯油が染み込むまで10分程度待ってから使用するようにしましょう。

日常の手入れや注意事項

1ヶ月に1回程度は、油受け皿やその油フィルターの掃除をしてください。水やゴミなどで詰まっていることがあります。

シーズンが過ぎて、しまう時は本体内やカートリッジタンク内の灯油を抜き取りましょう。油フィルターを取り外して、油受皿内の灯油を市販の給油ポンプやスポイトなどで完全に抜き取りましょう。

最後はティッシュペーパーなどで油受皿内を綺麗に拭き取っておきます。そうしないと、油受け皿の中に水などが溜まっていることがあります。これが原因で錆びることがあります。

収納する時は、この後で、芯の空焼きを行なっておきます。芯の空焼きさえしておけば、石油ストーブは長く使うことができます。