詩吟のアクセントについて
詩吟のアクセントはとても重要です。アクセントが違うと意味が違ってくることがあるので注意します。摂楠流ではアクセントはアクセント辞典に載っている「0」「1」「2」「3」「4」などの数字で表します。
詩吟のアクセントの型
この画像は摂楠流の詩吟で使っている アクセント楽天 の型を説明したものです。
詩吟はアクセントが非常に大切です。アクセントが違うと意味が違ってくることがあるので特に注意します。摂楠流ではアクセントはアクセント辞典に載っている「0」「1」「2」「3」「4」「5」などの数字で表しています。
この数字でアクセントを表す方法は、見てすぐにわかるので、とても理解し易いものです。他の流派などでは音階でアクセントを表しているところが多く、この音階表を見ないと正確なアクセントがわかりません。
以下でアクセントの型について詳しく説明します。
「0」のアクセント(平板型)
摂楠流では。第1拍が低く第2拍から高くなり、そのまま同じ高さで続くアクセントを平板型と言います。例としては「蚊が」「遊ぶ」「頂き」「煙は」などがあります。
「1」のアクセント(頭高型)
第1拍が高く第2拍から低くなり、そのまま同じ高さで続くアクセントを頭高型と言います。例としては「老ゆ」「血が」「三世」などがあります。
「2」のアクセント(中一高型)
第1拍が低く第2拍が高く第3拍から低くその後同じ高さで続くアクセントを中一高型と言います。例としては「月のみ」「如し」「雪は」「望めば」などがあります。
「3」のアクセント(中二高型)
第1拍が低く第2第3拍が高く第4拍から低くなりその後同じ高さで続くアクセントを中二高型と言います。
「3」のアクセント例としては「巡らせば」「投ずれば」「千曲川」などがあります。
「4」「5」のアクセント(中三高型)(中四高型)
第1拍が低く第2第3第4拍が高く第5拍から低くなりその後同じ高さで続くアクセントを中三高型と言います。「4」のアクセント例としては「結びがたし」「忘れたる」「滅ぼさん」などがあります。
第1拍が低く第2第3第4第5拍が高く第6拍から低くなり同じ高さで続くアクセントを中四高型と言います。「5」のアクセント例としては「玉立せる」「脈々たる」などがあります。