アブ、シロフアブ(ハエ目、ハエ亜目、アブ科)

この辺りでよく見るアブのシロフアブです。朝夕の涼しい時に農作業をしていると、人や牛や馬にたかって血を吸います。痛いというより、熱いと感じます。ウシアブは複眼が緑色です。



シロフアブの特徴と写真

シロフアブの写真
学名 Tabanus mandarinus
別名 アブ、シロフアブ
ハエ目(双翅目)、ハエ亜目(短角亜目)、アブ科
特徴

体長は約2cm。腹部は黒く、腹部の背には灰白の三角斑があります。

肢の先は黒く中央部は灰白から黄土色をしています。複眼は緑がかった黒色です。

メスは牛や馬や人から血を吸うので嫌われています。

食べ物

幼虫は肉食でミミズなどを食べます

これは、シロフアブのメスです。しつこく人につきまとい、すきがあると皮膚の上に止まって口から血を吸います。服の上からでも刺されますので注意しましょう。撮影 2010年9月7日、場所 小田郡矢掛町

アブとハエはとてもよく似ています。ハエは刺しませんがアブは刺して血を吸います。ハナアブという名前を持った、蜂のようなアブのようなハエのような仲間はとても種類が多いようです。

シロフアブのメスを腹部側から見た写真

シロフアブの腹側の写真

シロフアブのメスを腹部側から見た写真です。血を吸いに来たところを、一発叩いて弱らせたところを写真に撮りました。

アブは 楽天 のように尻の針で刺すのではなく、口で刺して血を吸います。刺してから吸うまでに時間がかかるので、その間に叩けばアブを取ることができます。血を吸い始めたらアブは容易には逃げません。

刺されると痛いという感覚より、熱いという感じがします。

最近はアブが昔(私が子供の頃)ほどは、居ないように感じます。牛や山羊のような家畜をあまり飼わないからかも知れません。また、農薬の影響かも知れません。

スズメバチに似た色のアブも居ます

アカウシアブというスズメバチに似た色のアブも居ます。体長が3cm近くあり、日本で最も大きなアブです。もし刺されるととても痛いので、注意しましょう。

アブは蜂とは違って、羽根の音があまり大きくないので、よく見ていないと刺されることがあります。