マイマイガ(蛾の仲間でドクガ科、マイマイガ属)

マイマイガの幼虫は一般的によく見るケムシで、比較的大型です。糸を吐いてぶら下がって木から木へ移動します。別名ブランコケムシとも呼ばれています。見るからに毒がありそうですが、大きなものは素手で触っても大丈夫です。近くに高い木があるとそこから糸を使って移動して来ます。



マイマイガの特徴

学名 Lymantria dispar
別名 舞舞蛾、ブランコケムシ
科、属 ドクガ科、マイマイガ属
特徴

成虫のオスは茶褐色、メスは白い色をしています。大きさも異なりオスはメスの半分くらいの大きさで、メスは約50mm~1cmにもなります。

幼虫はケムシの代表的なもので、全体の色は茶褐色で背中には2列の黒い点が並んでいます。大きくなると体長が約5~6cmにもなります。

糸を引いて木からぶら下がっていることが多いので、ブランコケムシとも呼ばれています。風に吹かれてかなり遠くまで移動できるようです。

食べ物

幼虫は、ほぼ全ての針葉樹や広葉樹の葉や草を食べます。大発生すると、木が枯れることがあります。

マイマイガの成虫(メス)の写真

マイマイガの成虫(メス)の写真

この写真はマイマイガの成虫(メス)です。体長は約数mm~1cmです。オスは茶褐色をしていてメスの半分くらいの大きさです。

マイマイガの幼虫の写真

マイマイガの幼虫の写真

一般的によく見る毛虫はマイマイガの事が多いようです。どこにでも居るいわゆる毛虫です。毛虫の中では比較的大きく、体長が約数cmにもなります。いかにも毒がありそうな長い毛が生えています。

ふ化したばかりの小さな幼虫に触ると、皮膚の弱い人では赤く腫れることがありますが、一般的に大きくなったマイマイガには毒はありません。

しかし、この毒々しい色と長い毛を見ると触りたくはありませんね。毒がないのにドクガ科とはどういうことでしょうか。

マイマイガの幼虫の駆除方法

一般的には、体長約1cm未満の幼虫の場合は スミチオン楽天 乳剤(MEP乳剤)を約1000~1500倍に薄めて噴霧器等で散布します。又は、オルトラン水和剤を約500~1000倍に薄めて噴霧器等で散布します。樹木によって使い方が違いますので、説明書をよく読んでください。

体長が約1cm以上になると殺虫剤が効きにくくなります。大きくなった幼虫を捕獲する場合はビニール手袋をして、箸やピンセットで捕獲します。