チャミノガ(ミノムシ)
チャミノガ(ミノムシ)は普通、小枝を蓑(箕)の周りに付けていて円筒形になっています。お茶や梅などの葉を食害します。樹皮まで食べて枝も枯れることがあります。
ミノムシの正式名はチャミノガと言って、お茶の木や梅の木によく付いて、木の葉や茎の皮を食べてしまいます。食害がひどくなると葉が全く無くなり木は枯れてしまいます。農薬を撒きたくないので、根気よくミノムシを取ってやりますが、根絶はなかなか難しいものです。
学名 | Eumeta minuscula Butler |
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別名 | チャミノガ、みのむし、ミノムシ、蓑虫 |
目、科 | ミノガ科 |
分布 | 本州、四国、九州、対馬、台湾、中国他 |
体長 | 約20~25mm成虫(開張時)、蓑(箕)の大きさは約1~3cm |
蓑(箕)の形 | 小枝を蓑(箕)の周りに付けていて円筒形になっています |
幼虫食餌植物 | 梅の木、茶の木、樹木、等多食性 |
被害 | 葉を食害します。樹皮まで食べて枝も枯れることがあります。 |
防除 | 冬の間に蓑を全て取り除くのが有効ですがかなり面倒です。 ディプテレックス、バイジット乳剤500~1000倍液、合成ピレスロイド剤等で防除します。 |
チャミノガの幼虫(ミノムシ)の写真
梅の木楽天 に付いていた害虫のチャミノガのミノムシです。これがあまりたくさん付くと木が枯れることがあります。我が家のお茶の木にたくさんの蓑虫が付いて、知らずに居たら何本かは枯れてしまいました。
ミノムシはあまり遠くには移動出来ないようです。固体の多い枝と少ない枝があり、枝毎に数がかなり違います。
オオミノガは大型のミノムシで、主に葉を材料にしてミノを作り、チャミノガはやや小型で、葉とともに細い枝をまとったミノを作るのが特徴です。撮影 2002.01.06
雌は一生ミノの中で生活し、羽化した雄が雌の所に飛来して交尾をし、夏頃ふ化した幼虫は移動してミノを作り、幼虫の状態で越冬します。
ミノムシが最近少なくなっているらしい。原因は、1990年頃中国で大量に放された天敵のオオミノガヤドリバエの寄生によるらしい。