日本ミツバチ用の給餌器の製作

日本蜜蜂(ニホンミツバチ)の弱小群は、冬には十分な貯蜜がないと、生きていくことができません。巣を保温するエネルギーに蜜のエネルギーが消費されるからです。そこで弱小群を越冬させる為には給餌(きゅうじ)をします。私は工夫して給餌器を作ってみました。

日本ミツバチ用給餌器の製作1

日本ミツバチ用給餌器1

日本ミツバチ を飼育していると、群によっては産卵の数が少なく、巣があまり大きくならないことがあります。

この群れの巣の大きさは直径が約20〜25cm程度で、夏を過ぎても全く大きくなりませんでした。

蜂の数は巣が見えない程度ですので、巣の大きさに比べて蜂数が少ないということはないと思います。そこで砂糖水を給餌することにしました。

市販の 給餌器楽天 はあるようですが、構造が簡単なので、タッパウエアーを使って作ってみました。100円ショップのタッパウエアーを加工して日本ミツバチ用の給餌器を作りました。タッパウエアーの蓋の内側に余裕のあるものが必要です。

砂糖と水を重量比で1:1に混合して、温めて溶かした物を冷ましてからこの給餌器に入れました。

700mリットル程度の大きさのタッパウエアーの入れ物になる部分の一部をニッパーで切り欠いてから、砂糖水を入れました。これを逆さにしてから、切り欠き部に爪楊枝を差し込んでいます。

巣箱の一番下の後ろ側の板を外せるように加工してから、巣箱の後ろから給餌器をセットしました。

先日も400gを給餌しましたが、一週間後には無くなっていました。今回は約500gです。セットすると早速ミツバチが点検に来ました。

日本ミツバチ用給餌器の製作2

日本ミツバチ用給餌器2

これは2種類のタッパウエアーを使って日本ミツバチ用給餌器を作ってみました。この写真でわかるように、上になる容器は320mLのタッパウエアーの容器だけです。下になる蓋は、それより一回り大きい380mLのタッパウエアーの蓋だけを使いました。

上になる容器の縁を2箇所ニッパーで深さ3mm、長さ1cm程度切り欠いています。これは砂糖水を深さ3mm程度に出す為です。実際は表面張力で深さ3mmも砂糖水は出てきません。

砂糖水を容器に入れてから、この蓋をかぶせます。そして一気に上下を逆さまにします。数滴程度はこぼれますが問題はありません。あとは、ミツバチが砂糖水を吸い取ると、自動的に容器から砂糖水が出てきます。

この下の蓋と上の容器の遊び部分が1cm程度になるようにするのがミソです。このようにすれば、ミツバチが溺れることもないし、ゴミが容器に入ることも少ないと思います。

この給餌器の原理は、昔、ニワトリを飼っていた頃の、ニワトリの水飲み器と同じ原理です。下の皿の縁が水面より少し高くなるようにします。そうすると、減った分だけ水が出てきます。

一般によく使われている給餌方法

専用の給餌器が無い時は、よく皿のような容器に砂糖水をいれてから、巣箱の中に設置しているようです。この方法だと、ミツバチが砂糖水の中で溺れることがよくあります。その為、割り箸を浮かせる方法がとられているようです。

また、この方法は、受け皿が広くなるので、巣箱の上からのゴミがたくさん皿の中に入ってしまいます。