柑橘類の防寒方法
みかんや金柑、柚子、レモン、ダイダイなどの柑橘類は寒さに弱く、特に幼木で気温が氷点下になる地域では防寒対策が必要です。木が大きくなると防寒対策をする必要性はあまりありません。瀬戸内の島などでミカンの栽培が盛んですが、これは気候が温暖な為です。
ミカンや柑橘類の防寒方法
ミカンやキンカンや 柚子楽天 やダイダイやレモンやその他の柑橘類は、一般的に寒さに弱く、霜の降りる地域では防寒対策をした方が良いでしょう。特に植えてから数年の間で樹形が小さい場合は防寒をしないと葉が落ちて枯れることがあります。
私は秋にミカンの苗木を植え付けてから、防寒対策を忘れていたら、全ての葉が落ちてしまいました。幸い春には新しい芽が出て来ましたが、他のミカンに比べて成長が遅くなってしまいました。結局春に買って植え付けた苗木の方が大きく育っています。
この写真は3年程前に植えた金柑(キンカン)の木です。この木も毎年防寒対策をしています。去年はゴザの古いのがあったので、それで木を覆ってやりました。
今年は4本の支柱を立ててから稲わらで覆ってやりました。岡山県の南部ではこの程度で大丈夫ですが、もっと寒い地域では、敷きわらをしたり、根本まで稲わらで防寒してやった方が良いでしょう。
防寒のわらで覆う前に、柑橘類の広がった枝を縄などで縛って全体の体積を小さくした方が防寒対策をし易いと思います。
柑橘類の防寒に使う材料
防寒に使う材料は稲わらが一般的ですが、稲わらで作ったコモやムシロも使えます。また、畳表に使うゴザでもよいでしょう。市販の材料では寒冷紗も防寒に使うことができます。ビニールハウスなどに使うビニールでも防寒になります。梱包材のプチプチシートは防寒には特に優れてしますが、そこまでしなくても良いでしょう。
寒さに比較的強い柑橘類
柑橘類の中で比較的寒さに強いのは柚子やカラタチです。その丈夫な性質を利用して柚子やカラタチは柑橘類の接木の台木として使われています。
我が家でも柚子を植えていますが、防寒対策をしたことはありません。しかし、用心の為に幼木のうちは防寒対策をした方が良いと思います。
防寒の必要のない場所
民家の軒下のように上に屋根があったり、大きな樹の下などでは霜が降りないので防寒の必要がないこともあります。また、背後が斜面になっていて前方には建物などがある日当たりの良い場所などでも、吹きさらしの冷たい風が当たらないので防寒の必要がない場合もあります。
当然のことですが、温室の中や建物の中などに置いた柑橘類も防寒の必要はありません。
山間部や標高の高い所での防寒対策
私の自宅のある場所は標高が約150mで山間部なので、岡山市などの都市部よりも冬では気温が2度C以上は低くなります。従って岡山市が氷点下の気温でなくても霜が降りることがあります。岡山県でも県北は標高が高い所が多く、標高の高さの分だけ余分に気温が下がりますので注意してください。