アイスプラントの栄養と利用

アイスプラントの原産地はアフリカです。ハマミズナ科メセンブリアンテマ属の多肉植物で、吸塩植物とも呼ばれています。葉の表面や裏面に氷の結晶のように見える粒々があり、凍っているように見えることからアイスプラントと呼ばれるようになりました。

アイスプラントの写真

アイスプラントの写真

この写真はアイスプラントの苗を植えたばかりのものです。まだ、小さいので葉の表面にある粒々があまり凍ったように見えません。しかし、粒々がたくさんあるのが見えます。

アイスプラントの花は、白くてマツバギクのような、イソギンチャクのような花が咲くようです。蕾は赤くて小さい形をしています。

アイスプラントは吸塩植物で塩味がします

アイスプラントは土壌に含まれている塩分を吸収する変わった植物です。この除塩機能を使って、塩害対策に役立てようと研究がされています。生食すると塩味がするという特徴があり、栽培して市場へ出荷するようになったようです。

アイスプラントを土に植えて栽培した場合、もし、土に カドミウム楽天 等の有害な重金属が含まれていた場合は、一般作物以上にこれらを吸収して、蓄積する性質がありますので注意が必要です。

アイスプラントの栄養成分

葉の表面や裏面には塩嚢細胞(Bladder Cell)という塩類(ミネラル成分)を貯めておくための細胞があります。直径が約2mmあり、透明で輝くので凍ったように見えます。

アイスプラントは普通の野菜にはない栄養が豊富に含まれています。特に多い栄養素は、クエン酸、リンゴ酸、カリウム、マグネシウム、カルシウム、ピニトール、ミオイノシトール等です。クエン酸やリンゴ酸は、疲労回復に効果があります。血糖値を下げるピニトールや脂肪の増加を防ぐミオイノシトールは、生活習慣病に効果があります。

アイスプラントの食感と食べ方

葉はレタスのような感じで、鮮やかな緑色をしています。食べると青臭さがなく、あっさりした味で、塩味と酸味が今までにない食感です。アイスプラントの食べ方は、サラダにして生食するのがお勧めです。アイスプラント特有の塩味や食感を楽しむことができます。

熱を通しても塩味と、シャキシャキ、プチプチの食感はありますので色々な料理に使えます。料理の付け合わせにすると、鮮やかな緑と水晶のような輝きの取り合わせで料理が引き立ちます。

アイスプラントの栽培方法

アイスプラントの発芽温度は、約20℃です。種蒔きをするには、種が小さいのであらかじめ湿らせた土に蒔きます。また、覆土は厚くしないで、種子が隠れる程度にします。

発芽後、葉が約4〜5枚になったら定植します。一斉に発芽しない場合が多いので、大きい苗から順に定植します。根が特に弱いので注意して植え替えます。

アイスプラントは、日当たりが良くて、涼しい場所に植えてください。露地で栽培するよりも、プランターでの栽培が良いでしょう。アイスプラントの最適な生育温度は約5〜25℃で、真夏の30℃を超える日などには、下葉が枯れたりして株が弱くなってきます。

アイスプラントの繁殖方法

種子で繁殖させるのが一般的ですが、挿し木でも繁殖させることができます。水に挿しているだけでも根が出てきます。これを土に植えるだけです。