黒柿の特徴や用途,(珍重されている希少の銘木)

黒柿の実(黒実柿)は珍しく一般市場であまり見かけることはありません。ちょっと見ると、汚れているか腐っているように見えます。しかし、味は普通の柿と変わりません。また、黒柿と呼ばれる古木で美しい木目の樹は希少価値が高く、家具や床柱や建築用装飾材などに使われています。

黒柿(黒実柿)の特徴

黒柿の写真1

この写真は黒柿(黒実柿)の一種の 甘柿楽天 です。中には少し渋があるものもあります。

黒柿は希少性のある柿で、一般の市場には流通していません。見た目が悪いので、もし、市場に出荷されて出たとしても売れません。

でも柿の栄養は品種や見た目には関係ありません。「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるように、柿の優れた薬効は古くから知られています。

スーパーで売られていた黒柿の一種

黒柿の写真2

この柿はスーパーで売っていた柿で黒柿(黒実柿)と思われます。この柿は、スーパーの特売コーナーに安くひっそりと置かれていました。見栄えが悪く汚れているか腐っているように見えました。

最初に見た時、私は、この柿は腐っていると思いました。でも触ってみると果肉が柔らかくはなく、固いのです。いくら特売でも腐っている物を売るはずはないと思い買って来ました。

食べてみると普通の富有柿などと特に大きくは変わりありませんでした。当然、美味しく食べられました。4個100円でお買い得品でした。

黒柿の樹木の用途

柿の木の古木の心材には墨で描いたように黒い紋様が入っているものがあります。昔から、黒柿(くろがき)は希少性があり宝物のように大切にされてきました。

この貴重な木材の黒柿は、黒柿の実が成る樹から採れるとは限らないようです。柿の古木で模様の美しいものを黒柿と言っているようです。

柿の木の木質は、一般的に緻密で堅いので加工しにくくて割れやすいのが特徴です。主に和式の家具や床柱や建築用装飾材や茶道具などに加工されて利用されてきました。特に、杢目の美しい黒柿は希少価値が高く珍重されています。

黒柿(黒実柿)の栄養

一般に柿にはビタミンCが思いの外、多いのです。柿100g中のビタミンCの含有量は70mgと言われていて、みかんに匹敵します。また、干し柿に加工すると体積が生柿に比べて小さくなるので、ビタミンAが特に多くなります。(甘柿でも渋柿と同様にして干し柿に加工できます。)

その他に、柿にはタンニン、カリウム、カロチン(カロテン)、ミネラルも多く含まれている優れた食品なのです。

柿は血圧を下げる働きがあります

柿に含まれているタンニンには毛細血管の透過性を良くする働きがあります。また、カリウムには利尿作用があり、タンニンと共に血圧を低下させる効果があります。

柿の動脈硬化予防効果

柿に含まれているペクチンという食物繊維はコレステロールを減少させ、動脈硬化や成人病の予防になります。

また、柿のカロテン(カロチン)は動脈硬化を予防しますので、柿を普通に食べるだけでも身体に良いのです。干し柿にした場合、更にカロテンが濃縮されて干す前の3倍以上になります。(甘柿でも渋柿と同様にして干し柿に加工できます。)