かんぴょう(干瓢)の栄養と利用方法

日本人でかんぴょうを食べたことのない人はいないでしょう。でも、かんぴようが何からできているのか、知らない人は多いと思います。かんぴょうはユウガオの果実を紐状にはぎ取って乾燥させたものです。

かんぴょう(ユウガオの果実)の写真

かんぴょう(ユウガオの果実)の写真

かんぴょう(干瓢、乾瓢、カンピョウ)は、この写真のウリ科の ユウガオ楽天 (夕顔)の果実を紐状にして乾燥させた食品です。

今では栽培する人が減ってしまいましたが、私が子供の頃は家で栽培して、祖母がこれを輪切りにして、細長くはぎ取って干して作っていました。

普通、かんぴょうは水で戻して煮て寿司の具材や、煮物、和え物などに使われています。低カロリーで食物繊維が多いのが特徴です。

かんぴょうの利用方法

かんぴょうの一般的な利用方法は、巻き寿司の具やちらし寿司の具として使ったり、煮物の昆布巻きや揚げ巾着を結んだりするのに使います。

かんぴょうそのものには味がほとんど無いので、美味しく食べる為には、煮る時によく味をしみこませるようにします。

かんぴょうは、上記の使い方の他に最近では、煮物や炒め物、キンピラ、酢の物、サラダ等にもよく使われています。

かんぴょうの栄養成分

かんぴょうには、カルシウム(Ca)やカリウム(K)、リン(P)、鉄分(Fe)等の栄養成分が多く含まれています。その上、食物繊維が特に豊富なことが知られています。かんぴょうは低カロリーの食品です。

ユウガオの栽培方法

ユウガオの種蒔きの適期は3月〜4月頃で、収穫は7月〜9月頃です。ユウガオは強い酸性土壌ではうまく育たないので、あらかじめ消石灰を施し、中性からアルカリ性土壌にした畑に植えつけます。

元肥には堆肥や油かすや化成肥料などを使います。ユウガオは連作に弱いので特に注意してください。蔓割れ病や線虫による被害が出ないように、畑の同じ場所にはウリ科の植物を約3年は栽培しないようにします。

蔓の仕立て方としては、親蔓は約5節で芯を摘み取ります。そうすると勢いのよい子蔓が出てきます。これを3〜4本伸ばしてやります。小蔓に実を付けるまでは子蔓から出た孫蔓は摘み取ります。

ユウガオの栽培で注意すること(人工授粉)

ユウガオ(夕顔)という名の通り、夕方に咲いて翌朝には花がしぼむ性質があります。基本的には、夜に咲く花なので昆虫による受粉がしにくいので、花が咲いたら人工的に授粉をした方が実の付きが良くなるでしょう。

かんぴょうに加工する方法

ユウガオの果実を収穫したら、よく洗ってから約3cm幅に輪切りにします。次に、皮を厚めにむきます。その後、厚すぎず、薄すぎず細長くなるようにむいていきます。厚すぎても、薄すぎても切れやすくなりますので、適度な厚みになるように細長く加工します。

その後、風通しの良い所に干すのですが、紐などを横に張って、それに掛けて干すと良いでしょう。かんぴょうを外す時、紐にくっついて離れにくいので、紐は細めの方が良いかも知れません。

水分がよく抜けて乾燥したら出来上がりです。長期保存するならよく乾燥させてください。