ヒメジョオン(ヒメジオン、姫女苑)
ヒメジョオンは姫女苑とも書き、畑の雑草として嫌われています。しかし、花はヒマワリや菊に似て綺麗なものです。北アメリカ原産の帰化植物ですが、今では全国的に分布しています。
ヒメジョオンの特徴
学名 |
Erigeron annuus |
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別名 |
ヒメジオン、姫女苑、柳葉姫菊、鉄道草 |
科、属 |
キク科、ムカシヨモギ属の一年草 |
分布 |
原産地は北アメリカで帰化植物です。全国的に分布しています。 |
草丈 |
草丈は約40~80cm |
葉の特徴 |
茎から細長い葉が出ています。 |
花の特徴 |
草の上の方で枝分かれして、初夏から秋にかけて白または薄紫の花が咲きます。花はヒマワリや菊によく似ていますが、花弁はとても細いものです。 花の中央の黄色い部分を管状花と呼びます。花の周辺の花びらに見えるものは舌状花です。 |
ヒメジョオンの写真
夏の畑の雑草のヒメジョオンです。(姫女苑、ヒメジオンともいう、キク科)。花は綺麗なのですが、取っても取っても生えてきて困ります。道端のどこにでもあります。
よく似た花に ハルジオン楽天 (春紫苑)というのがあります。これは蕾(つぼみ)のときに下を向いているのに対して、ヒメジョオンは上を向いています。
撮影 2002.06.02 場所 小田郡矢掛町
ヒメジョオンとハルジオンの見分け方
ハルジオンよりヒメジョオンの方が背が高いのが普通です。ヒメジョオンの花はハルジオンより小さくて多いものです。また、ヒメジョオンの蕾は上を向いていますがハルジオンの蕾は下を向いています。開花時に根元の葉の状態でも区別できます。ヒメジョオンはこの葉が枯れていますが、ハルジオンは緑色のままです。
もし、分からない時は茎を折るとわかります。ヒメジョオンの茎は中が詰まっています。ハルジオンの茎には空洞があるのですぐに分かります。そして、ヒメジョオンの葉は茎を抱いていませんが、ハルジオンの葉は茎を抱くように付いています。