ヌルデの五倍子

ヌルデはウルシ科ですが、漆器に使うウルシの木とは違います。ヌルデの木の虫コブ(五倍子)は染料として使われていました。ウルシのようにかぶれることはあまりありません。葉は9~13枚の小葉からなる奇数羽状複葉です、葉の中軸には翼のようなヒレがあるのが特徴です。

ヌルデの特徴

ヌルデ
学名 Rhus javanica Linn
別名 白膠木、ぬるで、フシノキ、フシの木、カチノキ、附子、付子、五倍子、ふし
科、属 ウルシ科楽天 
分布 東南アジア~東アジア
樹姿 落葉小高木、雌雄異株
樹高 約3~6m
葉の特徴 葉は9~13枚の小葉からなる奇数羽状複葉です
葉の中軸には翼のようなヒレがあるのが特徴です
ヌルデシロアブラムシの虫こぶがよくできています
秋には赤く紅葉して美しい
花の特徴 円錐花序で7~8月に開花、5つの花弁があり約数mm
果実 秋には直径約4~7mmの扁平な球形をした果実をつけます
塩麩子(えんぶし)といい、塩分を含んでいるので鳥に好まれます
利用 虫こぶ(五倍子、ごばいし、ふし)を乾燥させて薬用や染色に使います
昔はこれに含まれるタンニンでお歯黒や白髪染めに使われました
効能 果実は下痢や咳に用いられます
その他 ウルシ科でもヌルデはかぶれにくいといわれています

ヌルデの虫こぶの写真

ヌルデの虫コブ(五倍子)

子供の頃、山に取りに行ったヌルデの虫こぶです。五倍子(ごばいし)とも言うそうです。私が子供の頃はこれを「フシ」と呼んでいました。

これを取ってきて乾燥して売っていました。染料や漢方薬に使います。子供の頃はこれを何に使うのかは全く知りませんでした。

私は、これを大人になるまで、漆(うるし)の木だと勘違いしていました。かぶれるし、漆の木にも似ているし。

ヌルデの名前は幹を傷つけたときに出る白い汁を塗料に使用したことによるといわれています。

撮影、2001.10.21