サルトリイバラ

サルトリイバラ、サルトリイバラ科シオデ属、樹高1~2m程度、茎は緑色で堅く低木などに巻きヒゲでからみつきます、葉の表面は光沢があり幅広く心臓形をしています、茎にはトゲがあり、赤く熟した果実が美しいので生け花に用いられます。



サルトリイバラの特徴

サルトリイバラ
学名 Smilax china
別名 猿取り茨、猿取り棘
科、属 サルトリイバラ科シオデ属
ユリ科シオデ属とする説もあります
分布 日本では北海道から九州、沖縄まで
朝鮮半島、中国、インドシナ半島
樹姿 落葉低木または多年草の蔓状
樹高 1~2m程度、茎は緑色で堅く低木などに巻きヒゲでからみつきます
葉の特徴

葉の表面は光沢があり幅広く心臓形をしています。 托葉が巻きヒゲになっています。

花の特徴 単性花で雌雄異株
4~6月頃、黄緑色の小型の花が傘状に咲きます
果実 液果で種子は黄褐色です
利用

茎にはトゲがあり、赤く熟した果実が美しいので生け花に用いられます。 柏餅楽天 のカシワの葉の代わりに使われています。

生の柔らかい葉を採取して油で揚げて利用することもあります。 赤く熟した果実は生食または薬用酒にします

効能 出来物、腫れ物、胃ガン、食道ガン、直腸ガン等の治療
その他 地下には直径1cm程度の地下茎があります

サルトリイバラの実の写真

サルトリイバラの実の写真

サルトリイバラは柏餅を作る時の葉っぱにしていました。柏餅を作る時期になると、山へ行ってカシの葉よりも、もっぱらサルトリイバラの葉を採っていました。

サルトリイバラ(ユリ科)の実です。トゲのある蔓草です。名前から考えて、このトゲで猿が取れるとも思えませんが。
2001.12.09