キンカン(金柑)

キンカンの薬効は、せき止めや風邪の諸症状の改善に効果があります。キンカンの熟したものを10個程細かく刻んで、適量の砂糖と水500gで沸騰するまで煮ます。煮汁を1日に何回か服用します。



キンカンの特徴

キンカン(金柑)
学名

Fortunella japonica

別名

姫橘(ひめたちばな)

科、属

ミカン科キンカン属

原産地

中国、長江下流域

樹姿

常緑低木

樹高

約2メートル程度で、あまり大きくなりません。

葉の特徴

互生で、長さ5~7cm、厚みのある長楕円形です。

花の特徴

7~10月頃、直径約2~3cmの白い五弁の花を何回かつける

雌しべ---1本、雄しべ---約20本

果実

直径約2cmの緑色、秋から冬頃実は黄色く熟します。

利用

酸味が強いが果皮ごと又は果皮だけ生食する。果皮の白い綿状の部分に少し苦味があります。

果皮のまま煮て、シロップ漬け、 砂糖漬け楽天 、蜂蜜漬け、マーマレード、焼酎漬け等にします。

効能

果皮にビタミンC、ヘスペリジン(ビタミンP)を多く含んでいます。咳や、のどの痛みや風邪の予防に効果があります。

その他

季語は秋

キンカンの写真

キンカンの写真

みかんではなく、キンカン(金柑)です。これは種以外の中身と皮を食べます。ビタミンCが多く風邪の予防に効果があります。

この写真では大きく見えますが、直径は2cm程度です。

金柑は柑橘類なので、この辺りの冬には、霜が降りて木が弱ることがあります。簡単に稲ワラや菰などで防寒をしてやった方が良いと思います。

ある程度木が大きくなると、比較的寒さには強くなりますので、防寒は必要なくなります。

撮影 2001.12.09

キンカンの薬効と加工方法

キンカンの薬効は、 せき止め楽天 や風邪の諸症状の改善に効果があります。キンカンの熟したものを10個程細かく刻んで、適量の砂糖と水500gで沸騰するまで煮ます。煮汁を1日に何回か服用します。

キンカンを絞ってジュースにしたものを適量飲んでも効果があります。キンカンは、ビタミンCが豊富ですので、みかんのように食べても健康効果があります。

キンカン酒を作るには、キンカン約500gを水洗いして水を切ります。これをホワイトリカー1.8リットルに漬けます。お好みで砂糖を200~300g入れます。2~3ヶ月冷暗所に保存しておくと美味しくなります。

1日に盃に1杯程度を飲みます。とても美味しいので飲み過ぎないようにしてください。 漬けたキンカンもそのまま食べられます。