ツリガネニンジン(釣鐘人参)
ツリガネニンジン(キキョウ科)の名前の由来は、釣鐘形の花と、根がチョウセンニンジンに似ていることから、このふたつの特徴を合わせて名付けられました。花の咲く時期は8~10月で、薄い紫色をしています。
ツリガネニンジンの特徴
学名 |
Adenophora triphylla |
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別名 |
釣鐘人参、つりがねにんじん |
科、属 |
キキョウ科、ツリガネニンジン属の多年草 |
分布 |
北海道~九州、樺太~千島列島の日当たりの良い山野 |
草丈 |
草丈は約50~100cm |
葉の特徴 |
葉の形は楕円形や細長い形をしていて、少し厚みがあります。 葉の長さは約4~8cmで縁がギザギザになっています。 |
花の特徴 |
花の咲く時期は8~10月で、薄い紫色をしています。 花の形は釣鐘形で長さは約15~20mmです。 |
利用 |
春に若葉を食用にすると美味しいそうですが、私は食べたことはありません。 ツリガネニンジンの根は乾燥させて、薬草として使います。 せき止め、たんきり、のどの痛みを止める効果があります。 |
ツリガネニンジンの全体写真
日当たりの良い道端や土手や田んぼの畦にたくさん咲いていました。この草は 草刈り楽天 には強く、夏に何度も草刈りをしても秋には必ず生えてきます。
ツリガネニンジンの根は薬草としてせき止め、たんきり、のどの痛みを止める効果があるようです。
撮影 2002.10.27 場所 小田郡矢掛町
ツリガネニンジンの花の写真
ツリガネニンジンの花は、このように上や横を向いているものもありますが、一般的には花は下を向いて咲いています。
秋の野原で可憐に咲く薄紫の花は、秋が来たことを知らせてくれる代表的なものです。
ツリガネニンジンの変種や似た草
ツリガネニンジンには変種や似た草が多く、サイヨウシャジン、ハクサンシャジン、タカネツリガネニンジン、オトメシャジン、ソバナなどの多くの種類があります。中には高山植物のようになったものもあります。