オカトラノオ(丘虎の尾)
オカトラノオは白い小さな花を房状につけていて花は下から順番に咲いていきます。花序は虎の尻尾のように曲がっています。日当たりの良い山の道端に二箇所だけ綺麗に咲いていました。
オカトラノオの特徴
学名 |
Lysimachia clethroides |
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科、属 |
サクラソウ科オカトラノオ属の多年生草本 |
別名 |
おかとらのお、丘虎の尾、岡虎の尾 |
分布 |
日本の北海道~九州に分布しています。外国では朝鮮半島や中国にも分布しています。日当たりの良い山野や草原に群生しているのが普通です。 |
草丈 |
草丈は約50~100cmで枝分かれせずに一本で延びています。 |
葉の特徴 |
葉は茎から互生して付いています。短い葉柄があって、形は長楕円形をしていて先端は尖っています。 |
花の特徴 |
花の咲く時期は6月~7月です。白色の小さな花が茎の先端に房状に付いていて下から順番に開花していきます。花全体が虎の尾のような形をしていて、先が下方に垂れ下がっているのが特徴です。 |
オカトラノオの全体写真
我が家の近所の道端の山側に笹と一緒に生えていました。白い可憐な花が房のように付いていて先端が垂れ下がっているのが特徴です。野生の花は繁殖力が強く、過酷な環境でも繁殖します。
撮影 2002.06.16 場所 小田郡矢掛町
オカトラノオの花の拡大写真
オカトラノオの花は下から順番に上に向かって咲いていき、長い期間花を見ることができます。花の直径は約1cmで花びらは白くて5枚に分かれています。
よく似た花に、湿地に咲く「ヌマトラノオ」があります。ヌマトラノオ(沼虎の尾)は花の先が垂れていないのが特徴です。また、イヌトラノオはオカトラノオとヌマトラノオの雑種です。
このような写真はデジカメの マクロレンズ楽天 やマクロ機能を使うとうまく撮影できます。普通のデジカメの場合は、後でトリミングしてもウェブページで拡大した画像を使うことができます。
ハナトラノオは全く別のものです
よく似た名前の「ハナトラノオ」という園芸品種がありますが、これはシソ科で花の形が全く違っています。花の咲き方が下から順番に咲くのはオカトラノオと同じです。