レンコンの栽培方法

食用のレンコン(蓮根)は、ハスの地下茎が太く育った物です。最近、レンコンに含まれる成分が花粉症の症状を抑える効果があることがわかり注目されるようになりました。私は、レンコンを栽培する為に、田んぼの一部を池に改造しました。種となるレンコンを植え付けて栽培してみました。

蓮根の栽培方法、育て方(池作り)

レンコン栽培の池作り

レンコンを本格的に栽培するには、できれば冬でも水が枯れない沼や池のような場所が必要です。また、日当たりの良い場所が必要です。

私は元々ジメジメしていて、日当たりの良い田の一部をレンコン池(蓮根畑)にする為に、広さ約50平方メートルの部分を約30〜50cm掘り下げました。その土は残った田を畑にする為に使いました。

こうすれば、レンコン池には水が溜まりやすくなり常にジメジメしているし、畑には土を盛って高くしたので排水が良くなり、一石二鳥だと考えたからです。

次に、池の底を均平にならします。これは深い所と浅い所ができないようにする為です。こうしておけば、レンコンの収穫が常に浅い所だけとなり、仕事が楽だと考えたからです。

その後、底の土を耕うん機やトラクターなどで耕しますが、私は面倒なので土の移動をしただけです。レンコン栽培をしていれば、レンコンの地下茎で自然に土は耕されると考えたからです。つまり、手間を省いて長期戦でいきます。

本格的にやるのなら、池の底などから取ってきた、キメの細かい土を大量に入れたり、元肥として堆肥などを入れて、代掻きをした方が蓮根の生育には良いと思います。

種レンコンの採取と植え付け時期

種レンコンの採取

種レンコンとなるレンコンの 地下茎楽天 を、4〜5月頃に採取します。植え付け時期は、早過ぎるとレンコンが腐ることがあります。私はこれを知らずに初冬にレンコンを植え付けて、腐って失敗しました。

遅過ぎると採取する時、芽が欠け易くなりますので4月中には採取した方が良いでしょう。

この写真のように地下茎と芽と根が付いたものを、注意深く掘り取ります。私は、近所の方から分けて頂きました。

蓮根の植え付け方法の詳細

蓮根を植え付けた写真

これは、上記の写真のレンコンを実際にレンコン池に植え付けた写真です。

土の上にレンコンの芽が少し出るように植え付けます。特に深くする必要はありません。

種レンコンの量と池の広さとをよく見て、均一に植え付けられるように、適度な間隔を空けて植え付けます。

レンコンの肥料と追肥と水管理(蓮の花と実)

蓮根の花の写真

レンコンは肥料をやらないと太く大きく育ちません。成長し始めてから、徐々に肥料を与えます。肥料は堆肥や鶏糞などの有機肥料を主に使います。

栽培量が少ない場合は、化成肥料でも良いでしょう。成長具合を見ながら少しずつ与えます。

レンコンは池に植える程、水が必要な植物です。田に植える場合は、夏には水を切らさないように水管理をしてください。

7月頃になると、この写真のような清楚で綺麗な蓮の花が咲きます。花の中にはシャワーヘッドのような蜂の巣のような雌しべとその周りに雄しべがあります。

花は早朝に咲いて、夕方にはしぼみます。これを4〜5日続けてから花弁が散ります。花の後の蓮の実は食べられます。青いままでも熟して茶色になってからでも食べられます。

レンコンの収穫

池が深い場合は、腰の辺りまで水に浸かる為、ゴム製の胴長を着て作業する必要があります。私は、出荷する程の池ではないので、浅く作ることにしました。

一般的な収穫方法は「くわ堀り」です。くわ堀りは、池の水を減らして、茎を刈り取ってからくわで慎重に少しずつ掘る方法です。レンコンを傷つけないように注意します。自家用なら適当に掘ります。

「水堀り」はくわを使わずに、ポンプを使ってホースからの水流でレンコンのまわりの土を吹き飛ばす方法です。大規模で出荷する場合は、傷がつかないのでこの方法が良いでしょう。

レンコンの利用方法

レンコンを調理するには、皮をむいて水や酢水につけると黒くならないと言われています。その後、輪切りにして利用するのが一般的です。

レンコンをすりおろしてから熱を加えると餅のようになります。これは、思いがけない食感です。我が家ではレンコン団子にしてよく利用しています。

レンコン料理は一般的には煮物に利用されています。昆布や干し椎茸や肉を加えて煮たりします。また、酢レンコンにして、ちらし寿司のネタにもよく使用されています。

その他の料理例として、レンコンチップス、砂糖漬け、桜蓮根(花ちらし蓮根)、金平、天ぷら、辛子蓮根等に加工されて利用されています。