道路と庭との出入口の工夫と新設

中山間部の農家では家の庭は道路より一段高い所にあることが多く、また、近くの道路は坂道になっていることが多いと思います。庭に出入りする道は昔から使っていて狭くて急な坂道になっていることもあります。農家の庭への進入道路について考えてみました。

一般的な庭への出入口の問題点

私の近所の農家の庭と道路との 出入口楽天 を調べてみました。昔からある古い農家では、その進入路は狭くて急な坂道になっていることが多いようでした。私の古い家でも例外ではなく、狭くてとても急な坂道となっていました。

現在の家を新築した時は、急坂ではなく、広さも十分なように作りました。しかし、西側から東に向かって道路と平行に登り坂になっていて西からの出入りは問題ありません。しかし、東からの出入りは、車をバックさせたり、切り返しをしなければなりませんでした。

我が家の庭への出入り口(従来のものと新設したもの)

我が家の庭への出入口

この写真が我が家の庭と道路との出入り口です。従来の出入口は道路と平行になった坂道を西から東へ向かって登るようになっています。登り口の幅は約3mあり十分な広さです。また、勾配は1/10以下であり、その角度は約6度です。

元々この道は明剱神社への赤線道の一部なのでこのようになっています。この進入路の位置を勝手に変えることはできません。

庭には直径約2.5mの大きな岩が埋まっていて、庭で普通車を転回するには何度か切り返しが必要でした。また、道を西方向に出る場合は問題ありませんが、東方向に出る場合は、また道路上で切り返しが必要でした。庭と道路との段差は約55cmありました。

そこで4/100の勾配の登り坂を約12〜13m登った地点に道路とほぼ直角方向に向けて出入口を新設することにしました。このようにすると、道路との段差も無くなりますし、庭と道路との出入りは格段に便利になりました。

また、出入口の横幅は約4mにしました。これなら大型自動車でも出入りが可能です。畑との堺には高さ約1mの石垣を積みました。これらの工事は全て私ひとりで行ないました。

庭と道路の出入口の安全性と使いやすさの基本

庭から道路へ出るには段差や曲がりが少ない程、使い易いのは当たり前ですが、その通りになっていないことが多いのです。

庭と道路はできるだけ段差の無い場所に出入り口をつける

段差が少なければ、坂道の勾配を緩やかにすることができます。また、坂道の長さも短くできます。安全の為に、坂道の勾配は10度以下にしましょう。できれば角度は数度以内にしましょう。

坂道の下手側(しもてがわ)から侵入路を付けるよりも、坂道の上手側(かみてがわ)から進入路を付けた方が勾配を少なくすることができます。案外これは簡単に解決する場合があります。

できるだけ道路と直角に出入りの道をつける

道路と平行に進入路を付けるよりも道路と直角に進入路を設ける方が使い勝手が良くなります。庭の奥行きがある場合はそのようにしてみてください。

風水や家相から見た道路から庭への出入口の方向

道路から庭への出入り口(門の位置)は風水や家相から見ると家や敷地の南東方向が良いようです。また、段差も少ない方が良いようです。この観点から見ると今回の変更は理想的なものだと思います。多くのお客様が気持ち良く来てくださるのを期待しましょう。

従来の西側から侵入する道路でも門の位置は家や敷地の南東方向になっていますので、問題は無いのですがね。風水よりも使い勝手が良いことが第一だと思います。

勾配のある道路での農業機械の安全性(トラクター)

トラクターの坂道での転落死亡事故のニュースが絶えません。私も過去に坂道でトラクターを転落させた経験が一度だけあります。大抵の人は一度はトラクターで危険な目にあっているのではないでしょうか。

トラクターを坂道で運転する時、上り坂を前進する場合、ロータリーを上げたままだと、後ろのロータリーの重みで前輪が浮くことがよくあります。また、登り坂を急発進させた時も前輪が浮きます。

前進で上り坂を登る時は、ロータリーを下げておくことがとても重要です。後進で下り坂を降りる時も同様に、ロータリーを下げておかなければなりません。前進で坂道を下りる時もロータリーは下げておいた方が安全です。とにかく坂道では重心を下げる為にロータリーを下げましょう。

これを怠ると、前輪が浮いて、ハンドルが全く効かなくなります。そうなると、あわてて何もできずに、トラクターもろとも転落するのです。トラクターから安全な所に飛び降りられれば問題はありませんが、何百万円もしたトラクターなら置いて逃げられないのが人情です。

この場合、冷静に考えれば、エンジンを停止させれば良いのですが、ディーゼルエンジンはエンジンキーを停止にしてもエンジンは止まらないものもあります。デコンプレバーを引いてエンジンの圧縮を無くしてやらないとエンジンは止まらないものもあります。

ここでエンジンを止められないとパニックになります。もうクラッチを切ることもブレーキを踏むこともできなくなります。元々、坂道でクラッチを切るのはとても危険です。