大型パイプ車庫の建て方(パイプガレージの組立方法)

農機具や車を保管する目的でパイプ車庫を建てることにしました。市販のパイプガレージの組み立て方を紹介したいと思います。今回作った車庫は、間口(幅):4.5m、奥行:約7.2mのもので、パイプ温室と同様ですが、外装はビニルシートではなくテントなどに使うような布製のシートです。

パイプ車庫を建てる場所の確保と整地と位置決め

パイプ車庫用の用地の確保と整地

パイプ車庫は南栄工業の「45M-SBU シルバー、大型車用、埋込み式」という商品として売られている 車庫楽天 です。間口(幅):4.5m、奥行:約7.2m、高さ:約2.7m、坪数:約9.4坪です。私はこれをDIYで(自分で)組み立てました。

最初の位置決めはとても重要です。しっかりと位置決めをしておかないと変形した車庫になったり、使い勝手が悪いものになってしまいます。

パイプ車庫はシートの天幕で覆われていて風に弱いので、風があまり当たらない場所を選びます。山の陰や既存の建物の陰になる所が最適です。私は母屋と山との間にしました。

基準の杭(くい)を打ちます。次に四隅の直角を出します。辺の長さが3:4:5の三角形はピタゴラスの定理で直角三角形になります。この性質を利用して、基準点から3mと4mの線を引きます。そして対辺を5mにすれば直角が作れます。次に、ハウスの敷地の四隅の位置を巻尺で測って決めます。

この写真が場所を確保してバックホーで整地したところです。かなり広い面積が必要となります。4つの角に基準となる杭を打っておきます。

脚用パイプを立てる

パイプ車庫の脚用パイプを打ち込んだ後の写真

横通しパイプを組み立てて、ハンマーで抜けないようにパイプを潰します。端から58.5cm毎に印をつけていきます。この位置はアーチパイプ(脚パイプ)の位置になります。そして横通しパイプをサイド部に置きます。次に、脚用パイプに水糸用と埋め込み用の印を付けます。埋め込み深さは45cmです。水糸用はパイプの端から60cmの位置です。

付属の穴開け部品を組み立てて、ハンマーを使って脚の位置に深さ約45cmの穴を開けます。地盤が硬い場合はコンクリート用のハンマードリルで穴を開けるとうまくいきます。

四隅の脚パイプは、横通しパイプの端に来るようにします。他の脚パイプは横通しパイプの外側になるようにします。次に、この穴に脚用パイプを埋め込んでいきます。

脚用パイプの下から60cmの位置の水糸用の印に水糸をピンと張ります。そしてこの水糸が水平になるように、各脚用パイプの埋め込み寸法(約45cm)を決めていきます。私は水糸の水平を決めるのに、水糸が弛んでも問題ないように、水準器を水糸の中央に持って来て測定しました。脚用パイプの打ち込みは、当て木をして、ハンマーで叩きます。

アーチパイプを脚パイプに差し込んで組み立てる

まず、脚パイプにアーチパイプを差し込んでいきます。アーチパイプの一番上にジョイントパイプを差し込んでアーチパイプを組み立てます。

これは二人でやるとうまくいきます。コツは、脚立の上でアーチパイプを下側に曲げながらジョイントパイプに挿し込むとうまくできます。もし、アーチパイプが跳ねても危険のないような位置に顔や頭が来るようにします。安全第一です。

前後用のアーチパイプのトップ部分にユニバーサルジョイント25*19を取り付けます。アーチパイプに横通しパイプ5本を取り付けます。Tバンドとフックバンドを使います。下側の横通しパイプは地面から約10cmの位置にします。上側の横通しパイプはパイプの継ぎ目にします。トップの横通しパイプは前記のユニバーサルジョイント25*19に挿し込みます。

後部パイプの組み立てと、前パイプの組み立て

パイプの組立が終了して前幕を取り付けた後の写真

組み立て説明書通りにすれば、特に難しいところはありません。これまでの組み立てが寸法通りなら問題はありませんが、土質や設置寸法の微妙な違いで、アーチの形が思い通りにならないことがあります。その時は臨機応変にやるしかありません。

私は、アーチの高さが少し高めになりました。後部パイプの打ち込み深さを少し浅めにしました。皆さん工夫して組み立ててください。

この写真は、パイプ車庫のパイプの組立が全部終了して、前幕を取り付けた後のものです。

前幕と後幕の取付け

組み立て説明書に従って、Rバンドを約25cmの長さに切って、前幕のカブリをアーチパイプに結んで止めます。Sカンを取付ける為のパイプを組み立ててから仮止めします。その後、Sカンを左右に5個ずつ取付けます。Sカンを取付ける為のパイプは水平になるように固定します。

前幕を前部のアーチパイプに取付けます。その後、後幕を後部のアーチパイプに取付けます。

天幕を張ります

パイプ車庫の組立がほぼ完了した写真

天幕を張るのは、風の無い日にします。風があると天幕をうまく張ることができません。これはとても重要なことです。

組み立て説明書に従って、天幕を張ります。天幕は車庫の内側から脚立に上がって持ち上げると一人でもうまく張ることができます。

天幕を被せたら、前側のかぶりを約20cmとします。後ろ側のかぶりも約20cmになりました。絞りロープを抜かないように注意します。

絞りロープは4隅の脚パイプから30cm内側にねじ込んだラセン杭に取付けました。また、天幕の下側を下側の横通しパイプにRバンドを使って縛り付けました。

この完成した写真では、奥から入口に向かって大きく下がり勾配になっていますが、この後、もう少しなだらかな勾配にする予定です。

ラセン杭をねじ込んで、天幕を押えます

24本のラセン杭を両サイドの約5cm外にねじ込みます。ラセン杭は天幕を張る前にねじ込んでおいた方が良いでしょう。

各アーチ部の各パイプの間に、Rバンドを張って天幕を押さえつけます。Rバンドの先はラセン杭に結びつけます。

車庫の下に幕の隙間ができます

車庫の下に幕の隙間ができるようになっています。これは、車の排気ガスの換気や、車庫内の温度上昇の防止の為です。これを塞がないようにしてください。もし、塞ぐ場合は自己責任で換気扇の取付けなど適切な処置を施してください。