パイプハウス、ビニルハウスの温度調節(サイド換気)

ビニール製のパイプハウス(温室)を作りましたが、夏は温度が上がり過ぎるので、サイド換気用に巻き上げ器を取付けました。市販のビニル巻き上げ器を購入してセットしてみましたので、その設置方法と工事のコツなどを紹介したいと思います。

温室の温度調節の方法

ビニル温室というものは、一般的に夏には温度が高くなり過ぎます。そこで温度を下げる為に、 サイド換気楽天 を行ないます。サイド換気用のビニル巻き上げ器を使うと簡単にビニルの上げ下げができます。

または、別に換気扇を取り付ける人もあります。自動換気装置で温度調節を行なうと便利なのですが、費用がかかりますし電源が必要です。

温室のサイドのビニルシートを巻き上げて温度調節

温室のサイドのビニルシートを巻き上げて温度調節する方法は比較的簡単に温室の温度調節ができます。

しかし、ビニル温室用の巻き上げ器という専用の装置が必要です。温室の長さが50m程度までなら安くて簡単に設置することができます。

ビニルシートを巻き上げるパイプの接続

ビニルを巻き上げるパイプの接続写真

ビニールシートを巻き上げるパイプはΦ19mmまたは、Φ22mmのものを使います。私は手持ちでΦ19mmのものがありましたのでこれを使いました。

また、パイプの接続にはテーパー加工がしてありましたので、差し込んで、回り止め用にビス止めを追加しただけです。

パイプの接続はパイプ接続器を買っても良いのですが、この場合でも、パイプの回転がうまく伝わるように、回り止めのビスをねじ込みます。これをしておかないと、長い間にずれてきて手前と奥とで巻き上げの高さが違ってきます。これはとても重要な事です。

私は鉄工用のドリルでパイプに穴を開けて、3mmのタッピングビスをねじ込みました。この接続部の上にビニルテープを巻いておくと、ビスが抜けたり腐食したりするのを少しでも防ぐことができます。

ビニルシート巻き上げ装置の設置方法

ビニル巻き上げ器の完成写真

まず巻き上げ器を上下に垂直に動かす為に、巻き上げ器を通すパイプを温室のサイドの巻き上げ器側の端に木槌などで打ち込みます。

この位置は巻き上げ器と巻き上げパイプの位置関係をよく考えて、スムーズに動く場所を選定します。

巻き上げ器を垂直パイプに通して、巻き上げるパイプを巻き上げ器に接続します。

次に、温室のサイドの巻き上げる部分のビニルシートを切り取ります。温室の端の部分は少し残しておきます。

切り取ったビニルシートを横に少しずらせて固定部分と巻き上げ部分が少し多めに重なるようにします。このようにすると、冬場の密閉が良くなります。

反対側はビニルシートが、横にずらせた分と重なりの部分が足りなくなるので、別のビニルシートを切って重なるように追加します。

巻き上げるビニルシートの上側を、適度な間隔でパッカーを使って横パイプに留めてやります。この横パイプまでの間のビニールを開閉することができるのです。

次に、巻き上げ器をいちばん下に持って来て、ビニルシートの下側を、適度な間隔で巻き上げパイプにパッカーで留めます。

余ったビニルシートはカットします。必要以上に巻き上げパイプに巻く必要はありません。

巻き上げ装置の調整方法

巻き上げ器を回して巻き上げてみます。ビニールシートが横一直線になるように巻き上げられれば正常です。横一直線にならない時は、巻き戻して修正します。

巻き上げるビニールシートの一番下には、私はあぜ波シート(あぜ楽ガード)という波形のガードを使いました。30cmの高さの物を使いましたが、40cmの高さの方が良かったようです。これが低いと、下に来た時に回転ハンドルが地上に当たります。

もっと、この高さを高くしてやるには屋根用のポリカの波板の方が良いかも知れません。これなら高さが約60cmあります。

この下側の高さを高くし過ぎると、開閉する高さが少なくなり、換気を十分にすることができなくなりますので注意してください。

巻き上げ機は左右に2個取り付けます

この写真では巻き上げ機が1個ですが、もう片方のサイドにも巻き上げ機を設置した方が換気が良くなります。

また、風が通り抜け易くなりますので、少々の風では温室のビニルシートが風を受けにくくなります。後で反対側にも巻き上げ機を取り付ける予定です。

注意事項他

台風や大風の吹く時には、このビニルの巻き上げ装置は降ろしておかなければなりません。そうしないと、温室内に風が吹き込んで、温室が壊れてしまいます。

とにかく、このビニル巻き上げ装置(サイド換気)は便利です。温室の開け閉めが苦になりません。