大木を枯らす方法(薬剤を注入、巻き枯らし)

大木(巨木)を枯らすには、木に穴を開けて薬剤を注入する方法と、樹皮をはがしておく、巻き枯らしの方法とがあります。いずれの方法も時間は掛かりますが、比較的簡単に木を枯らすことができます。しかし、最後は幹が倒れて危険なことがあります。危険の無いように行ないましょう。

木に穴を開けて薬剤を注入する方法

木にドリルで穴を開けて、除草剤の原液や灯油をその穴に注入する方法です。木を切り倒すより簡単に大木を枯らすことができます。

除草剤などを注入する時期は、春先が良いとの情報もありますが、冬以外ならいつでも良いと思います。私は毎年夏頃に行なっています。

クリックボールで木に穴を開ける

クリックボールで木に穴を開ける 山の中で電気が使えない場合は、手動式のドリルや クリックボール楽天 を使って、大木(巨木)に穴を開けます。ドリルの刃がよく切れれば簡単に穴を開けることができます。

この写真は、クリックボールを使って穴を開けているところです。数が少ない場合はこれで十分でしょう。

穴の直径は約10mmにするとやりやすいと思います。大きいとなかなか穴が開きません。細いと薬剤の効果があまりありません。

穴の深さは木の中心部に達する深さにします。貫通させてはいけません。

穴を開ける角度は水平より30〜45度程度にします。薬液を注入しやすい角度にします。

電気ドリルで木に穴を開ける

電気ドリルで木に穴を開ける この写真のように商用電源のAC100Vが使える場合や、発電機を使用できる場合は、電気ドリルで木に穴を開けます。

大量に穴を開ける必要がある場合は、やはり電気ドリルが便利です。ドリルのキリは木工用を使ってください。

穴の数は細い木なら1個で良いでしょう。太い木の場合は2〜3個開けてください。

早く枯らしたい場合は、穴を多くした方が効果があると思います。

穴に薬剤(灯油か除草剤)を注入します

鶴首スポイトの写真

穴に薬液を注入するには、大量の場合は、この写真のような約500mLの 鶴首スポイト楽天 が便利です。100円ショップで売っています。

木を枯らす薬剤には、ラウンドアップやグリホサートなどの除草剤を使う方法と、灯油を使う方法とがあります。

環境にやさしいのは、灯油を使う方法です。穴の中に鶴首スポイトで灯油を注入してやります。

1箇所に30〜50mL程度が入ります。週毎や月毎に数回注入すると木が枯れてきます。

除草剤を使う場合は、原液をそのまま注入します。除草剤の方が確実ですが、環境にはあまり良くないかも知れません。除草剤の場合は、1〜2回の注入で良いでしょう。

樹皮をはがしておく、巻き枯らしの方法

木というものは樹皮のすぐ内側に葉で光合成によって作られた栄養を根に運ぶ為の層があります。その樹皮と内側の層を一周はがしておくと、栄養が根に運ばれなくなって木が枯れるのです。

ノコギリで5〜20cm幅に一周して樹皮とその内部の層をはがしてやります。念の為に二箇所をはがしても良いでしょう。

私は、杉の木を枯らす為に、樹皮をはがす方法をやってみました。時間は掛かりますが確実に枯れるのを確認しました。

木が枯れる様子

まず、葉が枯れて落ちて来ます。次に先の小枝から順番に枯れて落ちて来ます。最後に幹が枯れて倒れます。

幹が倒れると危険な場合は、あらかじめ切り倒してやる必要があります。木は一年程度で枯れますが、幹が倒れるのは数年掛かることがあります。

松くい虫で松が枯れて倒れますが、これと経過はほぼ同じです。我が家の大木の松も自然に何本も倒れましたが、特に危険ということはありませんでした。

幹が倒れる場合、木が枯れて重量が軽くなっていますが、大木の場合はとても危険です。この方法は山の中で自然に倒れても危険が無い場合の方法です。