明剱神社の注連縄作り(しめ縄の作り方)

正式には明剱神社(みょうけんじんじゃ)ですが、明剣神社と略して書く場合もあります。北緯34度39分の東西線上に古代遺跡や古墳が点在するという「太陽の道」線上にあります。神社の注連縄(しめ縄)を藁で作ったので作り方などを記録しておきます。

明剱神社の秋祭りと注連縄作り

明劔神社では毎年11月第1土、日曜日に 秋祭り楽天 が行われています。日曜日には氏子が参拝して行なわれています。氏子は上高階と下高階と平宇角と三ケ原の約50戸ですが、年々氏子が減っています。

しめ縄(注連縄)作りは秋祭りの約2週間前頃に、いつもは大当番を中心に作ります。2013年には平宇角町内会で行ないました。

しめ縄は、稲わらで作った縄に、紙の御幣や藁の房や様々な飾りをつけたもので、正月の時の家の玄関や神社や神棚などに取り付けられます。これで飾られている場所は、神が宿る神聖な場所の印として示したり、清浄な場所とその他の場所を隔離する境界線として使うものです。

藁の準備としめ縄作り

藁の準備としめ縄作り

注連縄を作るには、稲藁(いなわら)は青刈りをした、長めの藁を使うとうまく綺麗に作ることができます。しかし、2013年には青刈りもしていないし、稲が倒れて良い稲藁が手に入りませんでした。

まず、藁の根本付近を水に浸して木槌で叩いて柔らかくしてから、下部のハカマを取り去ります。そして、藁を約3本ずつ2束にして結び目を作ります。その藁を使って縄を作って(なって)いきます。やり方はこの下の写真のようにします。

適度な長さになったら、藁の根本を20〜30cm飛び出させて房(垂れ)のようなものを作ります。これは3箇所又は5箇所(奇数)に作ります。この作り方は色々なやり方があるようですが、この部落では最初の所で7本5本3本と連続で藁の根本を出してやります。次の所は5本5本程度に出してやります。後は同様です。

縄のない方(縄の作り方)

縄のない方(縄の作り方)

縄の作り方はまず、足の親指と人差し指の間に藁の結び目を挟んで、両手を使って手の平で滑らせて、2束の藁を同時に同じ方向に捻りながら互いに巻き込んでいくのです。

このやり方は口ではうまく説明できません。左の写真のように2つの藁の束を手の平で挟んで右手を手前から向こうへ滑らせるのです。そうすると、2つの藁の束は藁の先端から見て左回りになり、右ネジのようによれていきます。

右手が向こうへ行ったら、向こうの藁の束を右手でつかんで、左手で手前の藁の束をつかんで、縄を右廻りに捻って、再びこの写真のような状態にします。

後は、同様に縄をなっていきます。そうすると、できた縄は左ネジのような状態になります。

縄をなう方向はこの写真のように左ネジ状にする場合と、この逆の右ネジ状にする場合の両方があります。その地域の神社のしきたりに従ってください。

出来上ったしめ縄

出来上ったしめ縄

やっと予備も含めて約10本の注連縄が出来上がりました。後はハサミで飛び出た藁や不揃いの房(垂れ)を切り揃えます。

その後、紙で作ったお締め飾りを付けてやります。3個の房(垂れ)の場合は2箇所に付けます。5個の房(垂れ)の場合は4箇所に付けます。

明劔神社の社殿に付けたしめ縄

明劔神社の社殿に付けたしめ縄

この写真のように縄の元を右側に、縄の先を左側にします。地域によってはこれが逆になる場合もあるようです。

特に決まりがなければどちらでもかまいません。要は気持ち(心)の問題です。

この注連縄は私が一人で2007年に作ったものです。この時は見よう見まねで作ったので、間違っているところがあるかも知れません。

明劔神社前の舞殿に付けた注連縄

明劔神社前の舞殿に付けた注連縄

この写真が舞殿に付けた注連縄です。昔はここで備中神楽を舞っていたので、私が勝手に舞殿と命名しました。本当は何も名前がないのかも知れません。

私が子供の頃は、この前の広場で大きな焚き火をして、この舞殿で朝まで備中神楽を舞っていたのを思い出します。

しめ縄はこの他にも数箇所必要です。この写真の左奥にある岩壁には矢掛町指定重要文化財になっている、磨崖仏(まがいぶつ)があり、ここにも注連縄が必要です。