使い捨てカイロを何度も使えるようにする裏技
使い捨て温熱カイロは、その名の通り使い捨てで、何回も使うようにはなっていません。しかし、裏技として、これを使わない時には、ジッパー付きのビニール袋に入れて密封すると、何度でも使うことができます。私は突発性難聴の治療にこの方法でひとつのカイロを約10回以上も使いました。
市販の温熱カイロの使い方とその不満
市販の 使い捨てカイロ楽天 (温熱カイロ)は、大きさや用途などによって、温度や持続時間が違います。適温の40度C以上の持続時間は、貼らないタイプで約15~20時間、貼るタイプで、約10~15時間でしょうか。
でも、そんなに長時間も使うことは稀で、10分から30分程度や2~3時間も持てば良い場合だってよくあります。そんな時、そのまま捨ててしまうのはもったいないと思いませんか。
私は、突発性難聴の治療に、このような使い捨てカイロをよく使いました。その使用時間は普通は10分から30分程度でした。
温熱カイロをジッパー付きのビニール袋に入れて何度も使う裏ワザ
そこで、私は使わない時には、カイロを普通のビニール袋に入れて包んでみました。そうすると、すぐに温度は低下して、また、使いたい時にビニール袋から出すと普通に何回も使えました。
ビニール袋で包むだけでも良いのですが、今は、この写真のような冷凍保存などに使う ジッパー付 ビニール袋楽天 (チャック付きビニール袋、ジップロックなどとも言う)が安く市販されています。
これを使えば簡単に何度も出し入れすることができるし、密封も完全で、空気を簡単に遮断できます。
この裏技は知っていても損はないでしょう。是非、やってみてください。
使い捨てカイロを使った突発性難聴の治療
私は、2016年12月に突発性難聴を発症しました。発見が遅れて、2017年2月には、医師からもう治らないと言われてしまいました。私は諦めきれず、突発性難聴の色々な治療方法を模索して来ました。
その中で一番効果があったと思われるのは、使い捨てカイロで耳を温める方法です。その方法は、スキーなどの時に使う ニット帽楽天 を頭に被って、耳との間に使い捨ての温熱カイロを当てるのです。
温熱カイロは10分から30分間程度当てますが、何度も使っていると温度が下がって来るので、その場合は、1時間程度当てることもあります。
カイロで耳の部分を温めていると、耳鳴りの程度が軽くなったり、耳鳴りの音が次第に高い音になったり、小さくなったりすることがよくありました。すぐに良くなる訳ではありませんが、長い間に難聴の程度が少しずつ改善していくのがわかりました。
私の突発性難聴の治療については突発性難聴治療体験4などを参考にしてください。
ぬるくなった使い捨てカイロの温度を上げる方法
私は、突発性難聴で使い捨てカイロを使っていますが、何度も使っていると温度が低くなってきます。そうすると効果があまり無い状態になります。
そこで、効果の少なくなったカイロは、チャック付きビニール袋に入れて保管しておきます。そして、同じように温度の下がったカイロを2つ重ねて使うのです。そうすると温度が上昇するのを確認しました。
温熱カイロの温度が下がった状態はかなり長く続くので、この方法で長時間温度が高い状態にすることができます。とても経済的です。
使い捨て温熱カイロのしくみ(原理)
使い捨てカイロは、鉄が空気中の酸素と反応して酸化鉄(水酸化第二鉄)になる化学反応の時に出る熱を利用しています。
温熱カイロは、鉄粉と、水分を含んだバーミキュライトと、活性炭などから作られています。これに空気中の酸素を取り込んで、鉄粉が水分や酸素などで酸化されて発熱します。
使い始めには、カイロが水分を含んでいて、しっとりした感じがするのに、使っていると次第に、サラサラの砂のような感じになるのは、バーミキュライトの水分が化学反応に使われるからです。
活性炭は表面の小さな孔に空気を取り込んでいて酸素の供給を良くするようです。カイロの中が黒っぽいのはこの活性炭の為です。
温熱カイロの表示
カイロの外袋に表示してある温度や持続時間は、JISに決められた方法によって測定されているので、実際の温度とは違います。
やけどの危険性を消費者に知らせる為に、カイロの最高温度を表示しています。実際にその温度まで上がる訳ではありません。最高温度を越えないようにはなっていると思います。
平均温度とその持続時間の表示は、カイロが発熱を開始して40度Cを越えたときからそれ以下になるまでの間の平均温度と目安の持続時間です。