DIYでする車のタイヤ交換方法

季節の変わり目には車のタイヤをノーマルタイヤからスタッドレスタイヤに交換したり、その反対にタイヤ交換をする必要があります。また、タイヤがパンクした時などには、タイヤ交換の必要があります。自分でできるようにタイヤ交換のコツなどを解説します。



タイヤ交換方法と交換の必要性

タイヤ交換している写真

最近は、スペアタイヤの付属していない車も多く、自分で(DIYで)タイヤ交換ができない人が増えています。パンクした時やスタッドレスタイヤに交換する時など、タイヤ交換に慣れているといざという時に役立ちます。

この写真はトヨタアクアに スタッドレスタイヤ楽天 を取付けている写真です。付属の工具を使ってタイヤのホイールナット(袋ナット)を締め付けているところです。

私の場合はトルクレンチが無くても下記に記しているように自分の体重をタイヤレンチにそっと掛けるだけで、適正なトルクで締め付けることができます。

下記の方法は覚えておいて損はありません。インパクトレンチで締め付けるなどは論外です。

タイヤの締め付けトルクなど

車のタイヤの締め付けトルクは適正な値が決められています。これを守らないとネジ山を痛めたり、タイヤが外れたりして大変危険です。

この締め付けトルクは普通車では、10から12[kg・m]つまり、100から120[N・m]となっています。軽自動車の場合は普通車の約8割の値です。トルクレンチがあれば良いのですが、無くても適正なトルクで締め付けることが可能です。

車に付属のタイヤレンチはレンチの回転の中心からの長さが25cmになっているはずです。タイヤレンチを手に持って締め付ける時は、回転の中心から22cm付近を持つように自然になります。ここに50kgの体重をそっと掛ければほぼ110[N・m]となります。

私のように体重が60kgの人は回転の中心から19cm付近を持つようにすれば適正なトルクでホイールナットを締め付けることができます。

ホイールナットの締め付け順序など

ホイールナットは素手で締め付けられるところまで締め付けてから、タイヤレンチを使います。この時も、一気に締めるのではなく、対角のナットを順番に締めていきます。

規定のトルクで締め付ける時も、対角線上のホイールナットを締めるようにします。そうしないとタイヤの位置が微妙に狂うことがあります。

車をジャッキアップする

車をジャッキアップした写真

タイヤ交換する為には、車を ジャッキアップ楽天 する必要があります。この写真のようにジャッキを取り付ける位置が決まっていますジャッキの方向も決まっています。

決められた位置にジャッキを取り付けないと、車を傷つけたり、作業に危険が及んだりすることがあります。

まず、車のミッションをパーキングの位置にします。また、サイドブレーキをしっかり引きます。

この写真ではタイヤが上がっていて地面から離れていますが、安全の為にタイヤが上がる寸前にまでジャッキアップしてから、ホイールナットを少し緩めます。その後、ジャッキで更に上げてからホイールナットを外します。

アクアのジャッキは助手席の下にあります

アクアの助手席の下の写真

車のジャッキの格納場所は車によって違います。トヨタアクアの場合は、助手席の下にあります。

助手席を一番前に寄せてから、後部座席から助手席下のジャッキのカバーを取り除きます。

この写真のように真ん中のつまみをつまむと手前に外すことができます。

当然ですが、取り付ける時は取り外しの時の反対にします。

助手席の下からジャッキを取り出す

助手席の下からジャッキを取り出す写真

左に見えるジャッキの回転部を左に回転してジャッキを取り付けている位置から外します。少しきつめになっていることがありますので、素手では無理かも知れません。

その時はペンチやプライヤーを使ってください。取り付ける時はそんなに無闇に締め付ける必要はないので、素手だけで締め付けておけば良いでしょう。

工具は荷物室の下にあります

荷物室の下の工具の写真

タイヤを交換する為のジャッキ以外の工具はアクアの後部の 荷物室楽天 の下にあります。

タイヤレンチとジャッキを回す工具などが備えてあります。

標準ではスペアタイヤは付いていません。空気入れと応急のパンク修理キットが備えてあります。

スペアタイヤを装備したい場合はここに入れられるようになっているようです。普段使用する時の車を軽くして燃費を良くする工夫のひとつでしょうか。