荒神様の為に大蛇を製作

私の田舎で6年毎に行われている荒神祭りの為の大蛇の製作記録です。町内にある小さな祠の荒神様に、町内会の男達で祭の約1ヶ月前に、藁で大蛇としめ縄などを作り荒神祭に備えます。稲藁は早めに十分な量を確保しておきます。古い大蛇を参考にしながら工夫して大蛇を作るのです。

荒神様大蛇を作る(上下の顎を作る)

荒神様大蛇を作る(上下の顎を作る)

私の田舎には荒神様という6畳も無い程の小さな建物が共同の土地にあり、その中に小さな祠があります。

ここで、7年に一回と言われている荒神祭りが、どういう訳か6年毎に行われています。

荒神様には 大蛇楽天 がつきもののようです。私の田舎の荒神様にも昔から大蛇が飾ってあります。

この写真は、大蛇の上下の顎の部分を作っているところです。この部分が一番難しいようです。これは、藁を編むようにして作ります。場合によっては2人掛かりでやらないといけません。

2019年12月

大蛇の首の部分を柱に括りつけて胴体を作ります

大蛇の首の部分を柱に括りつけて胴体を作る

村の男達が1日掛かりで、古い大蛇の構造を調べてから、それを真似て作るのです。

大蛇の胴体の部分は3から4人での共同作業となります。柱に強固に括りつけた藁の束を捻りながら縄をない、その縄を3本更に巻きつけていくのです。

柱に縛り付けていても力が必要なので、なかなか難しい作業となります。

大蛇の胴体の完成です

3人掛かりで大蛇の胴体の完成です

この写真は、胴体の部分がほぼ完成したところです。途中の段階では本当に3人掛かりでやらないとできないような作業があります。

大蛇胴体の製作には、正月飾りの大きなしめ縄(大縄)と同じように作ります。

つまり、3本の藁の束を捻りながら、互いに巻きつけていくのです。

大蛇の大きさは神社の横幅より少し長めに作ります。余った尻尾は適当に垂らして処理します。

出来上がった大蛇としめ縄

出来上がった大蛇としめ縄

出来上がった大蛇としめ縄です。この時は、遊び心で、子供の大蛇も作りました。これは祠のところに飾りました。

しめ縄の垂れの部分3個も縄で作りました。この写真の右上に写っています。

また、もっと細いしめ縄には、垂れは数本の藁を飛び出したようにして作ったものもあります。

荒神様に特有の大蛇としめ縄の飾り付け

荒神様に特有の大蛇としめ縄の飾り付け

6年に1回、荒神祭の約1ヶ月前に、新しく大蛇を作ります。これが完成した大蛇としめ縄です。

村の男達が1日掛かりで、古い大蛇の構造を調べてから、それを真似て作るのです。難しいのは口の所の上顎と下顎と瞼です。

瞼も顎と同じようにして作ります。目には小型の電球を使います。電球に半紙を巻いて、マジックインクで目玉を描くのです。

その後、この写真にあるようなしめ縄や、普通の細いしめ縄もいくつか作りましたが、これにも紙で作った紙垂(しで)も追加します。

完成したら、荒神祭の当日の朝に荒神様に飾り付けます。