水中(汚水)ポンプの改造と浄化槽の掃除
浄化槽の掃除の為にテラダのSP-220という水中ポンプ(汚水ポンプ)を改造して使ってみました。これは水中ポンプの中では能力が大きい割に小型なので、浄化槽の掃除にはピッタリだと思います。これを使っての浄化槽の掃除がとてもスムーズになりました。
テラダのSP-220水中ポンプの写真
この写真はテラダのSP-220(S-220)水中ポンプ(汚水ポンプ)です。小型の割には能力が大きく、 浄化槽楽天 の掃除に丁度良いのではないかと思って買ってみました。
ところが、実際に使おうとすると、外形寸法がわずかに大きく浄化槽の汚水引き出し口に入りません。このポンプの直径は最大でΦ155mmです。浄化槽の汚水引き出し口の直径が約Φ150mmのようです。
この写真の下の方のゴム製の部分がどうしても邪魔になるのです。よく見るとこの部分は少し位削っても問題なさそうです。
このポンプの性能は60Hzで、吐出し量は110L/min. 、全揚程4.0m 、電動機出力220W 、消費電力360W 、質量6.0kg となっています。
また、このポンプは普通の汚水ポンプにあるホース接続部の出っ張りが全く無いのが特徴です。この意味でもとても使い易いのです。
テラダのSP-220水中ポンプを改造する
この写真のようにゴムの部分をカッターナイフで大幅に削ってみました。下のステンレス製の板も完全に露出していますが問題はありません。
このゴムの加工には大型の カッターナイフ楽天 を使いました。プラスチック製のポンプ本体と面一になるようにゴムを削って取ってしまいます。
そうすると、外形寸法が直径約Φ145mmとなりました。これなら、浄化槽の汚水引き出し口にちょうどうまく入るようです。実際にやってみると、一部に狭い所がありますが使えないことはなさそうでした。
このポンプはカタログなどには水中ポンプと書かれていますが、清水、汚水、土砂を含む排水用とも書かれています。合併浄化槽の掃除用には良さそうです。
ホースを取り付けて汚水ポンプとして使います
汚水ポンプにホースを取り付けて、ポンプの引き上げ用のロープもこの写真のように取っ手に取り付けます。この写真は、我が家の合併浄化槽の嫌気性の第二槽です。
ポンプの右下に浄化槽の汚水引き出し口が見えています。寸法は本当にギリギリです。
このポンプの性能では今までのエンジンポンプに比べてドロドロの汚水でも勢い良く汲み上げることができます。
田んぼまでの延長用にΦ40mmのホースをつないで浄化槽の掃除をします
実際は田んぼ(水田)に汚水を撒く為に、そこまでの延長用にΦ40mm用の巻取り可能なホースを50m程使いました。ホースは3本に切ってホースジョイントで接続するようにしました。
今まではエンジンポンプでタンクに汚水を汲み上げて、運搬車を使って田んぼまで何回も運んでいました。
今度はホースをつなぐだけで、スイッチを入れれば後は見ているだけです。とても掃除の作業が楽になりました。
浄化槽について
家庭用の浄化槽について、その構造や掃除などの詳しいことはアスナロネットの単独浄化槽と合併浄化槽のページを参照してください。詳しく解説しています。