パイプベッドの補強とベッドガードの製作
市販のパイプベッドは安いのは良いのですが、天板の強度が弱いようです。また、ベッドガードが無いので、寝ていると布団が落ちることがあり、安心して眠れないものです。私はこれをDIYで安く改造しました。
市販のパイプベッドをコンパネで補強して改造
市販の構造の簡単なパイプベッドはとても安いのですが、天板の強度はあまりよくありません。一人用として作られているのか、体重の重い人が使ったり、二人同時に乗ったりすると天板や天板の補強材が破損することがあります。
また、使用中にギイギイと音がしやすいものです。私はこれらの欠点を安く簡単に解決しました。
この写真は市販のパイプベッドを改造して、 コンパネ楽天 で補強したものです。天板の部分の上に更にホームセンター等で売っているコンパネ(合板)をビスで取り付けました。
元々天板は2枚に分かれています。コンパネの板厚は約12mmです。ベッドの天板の部分の長さが約1950mmありますので、1枚では足りずにコンパネは2枚必要になります。ベッドの幅はコンパネの幅をそのまま利用しますので、900mmとなり少し広くなります。余った板は棚にでも利用して下さい。
改造後のベッドの重さはかなり増しましたが、使用中に音は全くしなくなったし、ベッドがとても丈夫になりました。
ベッドガードとは
ベッドを使ってみると、寝ている時に寝返りをして、布団や毛布がベッドから落ちそうになることがあります。これを防止する目的で、ベッドの横に付ける物をベッドガードといいます。市販品にも色々なものがあります。初めからベッドに付属している取り外し可能なものや、ベッドの上に敷いて布団の重みで抑えるものや、床に置くものなどと様々です。
パイプベッドにSPF材とアングル金具で作ったベッドガードを取付
この写真は改造したパイプベッドにSPF材とアングル金具で ベッドガード楽天 をDIYで作ったものです。厚さ19mm、幅89mmの1x4SPF材を約400mmの長さに切ったものを使いました。私は使い残しの端材をそのまま利用しました。
SPF材をのこぎり等で切断して用意したら、組み立てる前に、オービタルサンダーで表面を研磨します。特に角の部分は丸くなるようにしておきましょう。そうしないとベッドを使用中に寝ぼけて暴れて手足をこれに打ち付けて、怪我をする可能性があります。私はたまにこのようなことが過去にありました。
塗装については今回は何もしませんでした。無垢の白木のままの方が綺麗に見えます。特にオービタルサンダーで表面を滑らかにしたので尚更です。透明なニスで仕上げても良いでしょう。
アングルはステンレス製の丈夫な物を使いましたが、鉄製の方が安いでしょう。できるだけ丈夫な物を使ってください。今回はこの金具を2個使いましたが、強度が弱い場合は金具の数を増やしてください。
ベッドガードの高さは天板から約200mmあります。この高さが高い方が寝具が落ちにくいのですが、高くすると同じ構造なら強度が落ちます。ベッド側はコンパネだけでなく、元々の天板の補強材の入った部分に長いビスで取り付けてあります。だから、とても丈夫になっています。
ベッドガードを取付ける位置は、ベッドの中心より下半身側のほぼ中央より少し手前に取付けました。ベッドの片側を壁の近くに設置すればベッドガードは片側だけに作ればOKです。
ベッドガードはとても便利です
やはり、ベッドガードが有るのと無いのでは大違いです。睡眠中にベッドから布団が落ちる心配をする必要がないので、ゆっくりと熟睡できます。低反発マットレスがずれるのを防ぐこともできます。