鉱物鑑賞用木台の作り方

我が家の裏山で水晶を入手したので鑑賞用の木台を作りました。トリプルホビーグラインダーという電動工具や卓上ドリルや彫刻刀などを使って木に彫刻をしてみました。安く簡単に作ることができましたので紹介します。



鉱物鑑賞用木台の完成写真

鉱物鑑賞用木台の完成写真

我が家の裏にある山にコンクリートの側溝を入れる工事をしていたら、土の中から形の良い 水晶楽天 を見つけました。横幅と高さが約70mmの黒水晶です。これを置く為の台を木で製作してみました。

この写真は完成した、鉱物鑑賞用木台です。用意した木はツーバイフォー材で厚さが約19mmの松の木の切れ端があったので、これを約85mmX75mm程度の大きさに切って使いました。

鉱物を木の板の上にそのまま置いても鑑賞はできますが、座りが悪いのと、安定性に問題があるので、専用の木台を製作しました。これを作台と呼びます。

水晶の底を平らに加工しても良いのですが、水晶は固くて加工しにくいので、木の板の方を加工することにしました。

もし、水晶の方を加工する場合は、ダイヤモンドカッターなどの電動工具が必要になります。

使用する工具と加工方法など

木があまり大きくないのと、木を加工する量が少ないので、彫刻刀だけでも加工できます。私は、 ホビーグラインダー楽天 という電動工具や卓上ドリルや彫刻刀などを使いました。

鑑賞用の鉱物の大きさに合わせて、石が木の板にめり込むように、木を少しずつ加工します。

木の板を彫って加工した木台と水晶

木の板を彫って加工した木台と水晶

私はこの写真のようにマルチホビーグラインダーという電動工具(E-5080)をルーターとして使って彫刻するような感じで加工しました。

大きく彫り込む部分は卓上ボール盤の方が便利だと思います。但し、彫りすぎには注意してください。

このような加工にはフォスーナビットという工具が最適なようです。

水晶の底が出っ張っている部分があるので、その形に従って、深く彫る部分と浅く彫る部分を考えながら彫っていきます。この写真では、左側を深く右側を浅く彫っています。

何度も水晶を木台に置きながら少しずつ加工していくのが良いと思います。

ニスを塗って完成

木の板の彫刻が終わったら、裏側も含めて全体にニスを塗ります。ニスは木工用の水性タイプのメープルという色です。100円ショップで買いました。

製作した感想と注意事項

全て残り物の木と残り物のニスで製作したので、掛かった費用は零円(つまりタダ)でした。水晶も裏山で見つけたもので、これも一銭も掛かっていません。

ルーターを使う時は、怪我をしないように気をつけて使ってください。また、目を保護する為に保護メガネを使い、マスクをして埃を吸い込まないようにしてください。