パソコンデスク用スライドテーブルの改造
市販のパソコンデスクは机がスライド式になっていて、マウス用のデスクもスライド式に右に出るようになっています。私は32インチのディスプレイを使っているので、机をスライドさせても、普通のパソコンデスクでは画面が近すぎるのです。そこでスライドテーブルを改造してみました。
改造前のパソコンデスクの不満
普通のパソコン用(PC用)の机は主にノートパソコン用やデスクトップ用に作られているので、机の奥行きは約60~80cmになっています。私のように32インチの大型ディスプレイを使うと、これでは画面が近すぎます。
そこで、マウス用の横にスライドするテーブルをやめて、手前にスライドするキーボードとマウス用のスライドテーブルに改造してみました。
スライドテーブルの改造と使用方法(スライドテーブルを引き出した写真1)
まずは改造したパソコン用 スライドテーブル楽天 の写真を見てください。この写真の一番手前が今回改造したキーボードとマウス用のスライドテーブルです。
真ん中が従来のスライドテーブルです。今まではこのようにキーボードとマウスを置いて使っていました。マウスは横にスライドするテーブルがあったので、それを使うこともありましたが、あまり使っていませんでした。
板の寸法は幅585mm、奥行き285mm、板厚18mmです。従来の横にスライドさせる機構を縦にスライドさせるように取付け桟の位置を変更します。
その桟の寸法に合わせて板に切り込みを入れます。切り込み幅は10~15mmです。現物合わせで加工します。スライドテーブルが途中で止まるように左右にビスを2本ねじ込みます。
スライドテーブルの改造と使用方法(スライドテーブルを引き出した写真2)
この写真が改造したパソコン用机のスライドテーブルにキーボードとマウスを乗せたものです。今までより、約18cm手前に広くなりました。
広くなった18cmというのは、マウスパッドを縦に置いた時の縦の長さです。キーボードとマウスだけが置ける広さにしました。
最初は上の写真の右側の切り込みの所までの横幅の広さのテーブルにする予定でしたが、少しでも横に広い方がマウスを使う時に良いと思って右横に7cmの長さだけ広めにしました。
使ってみるとディスプレイと私の目との距離が約80~90cmとなり、少し遠くなった分だけ目の疲れが違います。長時間パソコンを使っても目が疲れなくなりました。
ディスプレイが32インチのテレビなので、遠くからでもよく見えます。とても簡単なパソコンデスクですが、改造して良かったと思っています。
また、机に段差がついていて、キーボードとマウスを置いても従来の机が全部使えて、とても広くなり、使い勝手が良いようで大満足です。
キーボード部分のテーブルの高さは床から約60cmで、キーを打ちやすい高さになっています。(普通の机などは70cmの高さの物が多いようです)
スライドテーブルの改造と使用方法(テーブルを収納した写真)
パソコン用デスクのスライドテーブルを収納した時はこのようになります。スライドテーブルを右側に少し広くした為に、テーブルが完全には収納できなくなりました。
スライドテーブルが約10cm手前に飛び出しています。使い勝手を優先した為にこのようになりました。
スライドテーブルを完全に収納する必要はあまりありませんので、このままでもほとんど問題はありません。
自分で(DIYで)改造する場合の注意事項
- 製品を改造する場合は、全て自己責任です。改造した時点でメーカーの保証は受けられません。パソコンデスクの場合は保証はあまり関係ないでしょう。
- 丸鋸やのこぎりを使うので、怪我をしないように注意して板の加工をしてください。怪我をしたのでは何をしているのかわかりません。
- 材料を切り過ぎることのないように寸法をよく見て慎重に加工しましょう。切り過ぎると初めからやり直しです。
- 少しずつ加工してから、その都度、現物合わせをしてみましょう。何度も実物に当ててみてから、次の加工をしましょう。