玄関に介助車椅子用のスロープを作る
セキスイハイムのニュードマーニの玄関の土間の上り口の高さは約16cmあります。介助用の車椅子を簡単に使う場合は、スロープを付けるしかありません。私は木工でこのスロープを作ってみました。比較的簡単で安く作ることができたので紹介します。
玄関に設置したスロープ取付後の状態
この写真はコンパネとツーバイフォー材( SPF材楽天 )で完成したスロープを積水ハウスのニュードマーニの玄関に設置したものです。幅約90cmで奥行きが約100cmです。玄関の上がり口の高さは約16cmです。
このスロープの傾斜だと、車椅子で自走するのは困難だと思います。腕力のある人なら自走できるかも知れません。
介助用の車椅子の場合は、降りる時はバックで、上がる時は普通に押して上がります。こうすると、身体障害者は安心して乗っていることができます。
使う時だけスロープを設置して、不要な時は外すつもりだったのですが、常時設置していても良い大きさだったので、今は右の端に寄せて常時設置しています。
DIYで簡単に安く作れて良かったと思います。市販の物は価格が高くて7万円くらいします。
コンパネとツーバイフォー材で作ったスロープの裏側
この写真は完成したスロープの裏側を撮影したものです。
作り方は、まず、幅900mm、厚さ12mmのコンパネを1,000mmの長さに丸鋸で切ります。
次に、SPF 1x4(19mm x 89mm x 1830mm)---1枚を使って上り口側の足を作ります。これをコーススレッドネジで上り口側に取り付けます。
SPF 2x4(38mm x 89mm x 1830mm)---1枚を使って、コンパネの補強をします。これは、約71cmの長さのものを2つ作ります。そして、写真のように両側にコーススレッドネジで取り付けます。
このSPF 2x4の手前の端は地面に当ってコンパネを支える役目もしています。そのようになるようにSPF材の長さを決めてください。
スロープを玄関外に置いて撮影
組み立てが完了したら、木工用のヤスリやディスクグラインダーなどで、面取りなどを入念にします。これをすると、コンパネなどの剥がれ易さを防止することができます。
次に、水性塗料で塗装をします。これをすることで、更にコンパネの表面の剥がれを防止することができます。
黒の塗料しか無かったので今回は黒色としましたが、焦げ茶色などの方が良かったかも知れません。