木工用電気ジグソーの特徴と使い方
DIYで日曜大工をするのには、電気ジグソーは必須のものではありませんが、電動ジグソーがあると、木の板を曲線状に切ることができて便利です。木材加工の幅が広がります。既設住宅の木や石膏のボードに穴を開けるのに便利です。
木工用電気ジグソー(電動ジグソー)とは
この写真が私が使っているリョービ(Ryobi)のミニ電気ジグソー(電動ジグソー)CJ-250です。ミシンのように刃が上下に動作して木材の板を曲線状に切ることができます。本体はとても小さくて木工の曲線の加工には重宝するものです。
電動ジグソーは 電動糸鋸楽天 によく似ていますが、糸鋸に比べて刃の幅や厚みが大きいし、木材の片側から手軽に加工できるのが特徴となっています。
また、糸鋸はその形からあまり大きな形のものを加工できませんが、ジグソーは大きなものでも加工できます。
木材を曲線に切断するには、手動の糸鋸を使ってもできますが、電動のジグソーなら仕事の能率が全く違いますし、仕上がりが綺麗です。
小型電動ジグソーの特徴や使い方
手動の糸鋸で大きな木材の加工をするのは難しいものですが、電動ジグソーを使用すれば、能率よく速く作業ができます。
一般的な使い方は、あらかじめ、加工する木の板に鉛筆などで加工する位置を描いておきます。一番初めに加工する位置に、ドリルなどでジグソーの刃を入れる穴を開けます。この穴にジグソーの刃を入れて曲線状に切断していきます。
ミニ電動ジグソーは、コンパクトですので、形が小さい木工の作品を加工するにはとても作業性が良いと思います。つまり、片手で作品を押さえて、片手でジグソーを操作できます。基本的な切断能力は普通の標準サイズのものには劣るのですが、片手で操作できる利点があります。
既設住宅の木や石膏のボードに穴を開ける
電気工事でコンセントやスイッチボックス用の穴を開けたり、既設住宅の改造で、壁の木や石膏のボードに穴を開けたりするにはとても便利です。
石膏ボードの裏側に木がある場合、その木に沿ってボードだけ切ることも簡単にできました。
私は、天井裏に開口部を作ったり、2階の部屋の壁から1階の天井裏に開口部を作るのにも電動ジグソーを使用してみました。簡単に綺麗にボードを切ることができました。
木工用の電気ジグソーの種類と特徴
木工用の電気ジグソーには大きく分けて、厚さ30mm以上の板を加工できるジグソーと厚さ30mm未満の板を加工する小型ジグソーとがあります。
既に、電気丸鋸を持っている場合は、木材の直線切りは電気丸鋸でできますので、電動ジグソーでは、曲線切りのみを主に受け持ちます。
木材の曲線切りは板厚が30mm以下のものを加工する場合が多く、小型のジグソーでたいていは対応可能です。
もちろん、板厚30mm以上の2x4材などをよく加工するのであれば、大型のジグソーが必要となります。その分、価格は高くなります。
ジグソーは曲線切りだけでなく直線切りも一応はできます。しかし、あまり真っ直ぐに上手く切ることはできません。
リョービの小型ジグソーCJ-250の仕様
- 電源
- AC100V(50/60Hz)普通の商用電源で使えます。
- 電流と消費電力
- 1.8A、160W 消費電力が少ないので手軽に使えます。
- ストローク数
- 2,100/分
- 最大切断能力
- 木材---30mm、非鉄金属---3mm 小さいものの加工には最適です。
- 質量
- 0.95kg とても小型です。
電気ジグソー使用上の注意
電動ジグソーの刃は、その機種に合ったものを使ってください。汎用品として販売されているものだと、一見うまく使えそうでも、細かい寸法が違う場合があり、安全性の面や耐久性の面で純正品には劣ることが多いと思います。
それらを理解した上で、価格などと相談して使うなら問題はないでしょう。できるならば純正品を使ってください。
電気ジグソーを上手に使うには、本体を速く動かし過ぎないようにすることが重要です。できるだけゆっくりと加工することが大切です。
本体を速く動かすと、仕上がりが綺麗にならないばかりか、刃の耐久性や安全性の面でも問題があります。