木工用電気サンダーの特徴と使い方

DIYで日曜大工をするには、電気サンダーは必須のものではありませんが、電動サンダーがあると、仕上がりを更に美しくすることができて便利です。サンドペーパーを使って手で研磨するよりは、サンダーを使えば能率よく研磨作業などができます。



サンダーと言えばディスクグラインダーを指す場合もありますが、ディスクグラインダーは主に金属やコンクリートや石のような硬いものの研磨や切断加工に使います。ここでは、木工用のものについて解説します。

木工用電気サンダー(電気研磨機)とは

代表的なサンダーの写真

この写真がリョービ(Ryobi)のミニ電気サンダー(オービタルサンダー)です。とても小さくて木工の仕上げには重宝するものです。

研磨楽天 とは固体の表面をそれより硬度の高い固体を使ってこする事によって表面部分を削って平滑にしていくことです。

木材を研磨するには、サンダーに長方形に切ったサンドペーパー(紙やすりや布やすり)を取付けて木材の凹凸をなくしていきます。

サンドペーパーを使って手で研磨するよりは、サンダーを使えば能率よく研磨作業ができます。この機種はサンドペーパーなどを直接サンダーに取付けることができます。

小型電気サンダーの特徴や使い方

カンナで大きな面を削るのは素人には難しいものですが、電動サンダーを使用すれば、カンナのような仕上がりにはならないが、見た目には滑らかな仕上げが可能です。

まず、電動サンダーに#40~#60のサンドペーパーを付けて荒く研磨します。そして#120~#240のサンドペーパーを取付けて研磨するとカンナのような美しい仕上がりになります。

ミニ電動サンダーは、コンパクトな割に、小さい木工の作品にはとても作業性が良いと思います。つまり、片手で作品を押さえて、片手でサンダーを操作できます。基本的な研磨能力は普通の標準サイズのものには劣るのですが、片手で操作できる利点があります。

木工用の電気サンダーの種類とそれぞれの特徴

木工用の電気サンダーには大きく分けて、オービタルサンダーとランダムサンダーとベルトサンダーの3種類があります。

オービタルサンダーは、研磨面が四角形で、普通のサンドペーパーを切って使うことができます。サンドペーパーは安く入手できるので経済的です。ランダムサンダーに比べると、研磨能力が弱いものが多いようです。

ランダムサンダーは、研磨面が丸い形をしていて、専用の円形のサンドペーパーを使用します。一般的にオービタルサンダーより強力ですが、専用のサンドペーパーが高いので不経済です。

ベルトサンダーは、木工用の電気サンダーの中では、形も大きく強力です。広い面を処理したり、成形したりする加工に向いています。

外形が大きいので、一般に小物の加工には向きませんが、ベルトを上に向けて小物を加工する方法もあります。切り粉が常に排出されるので、サンドペーパーの目詰まりが少ない特徴があります。

電気サンダーの欠点

電動サンダーは便利ですが、細かい埃が多く出るのと、サンドペーパーが目詰まりしやすいのが欠点です。埃は集塵装置を取付ければよいのですが面倒です。

紙をベースに使ったサンドペーパーは、破れやすいのが欠点です。その点、布のサンドペーパーは破れ難いのが特徴です。

サンドペーパーが目詰まりすると、作業の能率が極端に悪くなります。網目状になったサンドペーパーの方が目詰まりしにくいと思います。