屋根裏部屋の床の貼り方(天井裏を物置にする)
2階の天井裏を物置にする為に屋根裏部屋にコンパネの床を貼りました。この工事は簡単そうでしたので、自分で(DIYで)製作しました。まず床貼りする部分の配線を隅に寄せます。その後、2重にコンパネを貼ります。DIYでされる方の参考になりましたら幸いです。
屋根裏部屋を物置にする為の床の貼り方
屋根裏部屋に床を貼って物置に使用するには、十分な強度のある床にしなければなりません。その為には個々のケースで、床の強度を確保する為の方法を検討する必要があります。
我が家の場合は、セキスイハイムのニュードマーニという鉄骨ラーメン構造のプレハブ住宅なので、今のままでも床の強度は十分確保されています。
建てたままの住宅では、屋根裏とは名ばかりですが、簡単な構造用コンパネが鉄骨の無い中央部分だけに貼られています。
床にする為、12mm厚のコンパネを二重に貼る
従って、貼られていない床を貼るだけでも良いのですが、ついでに見栄えも良くするのと、更に強度を増す為に、市販のコンパネを使って床を2重に貼ることにしました。
まず、既に貼られている構造用コンパネの床をはがして天井の低い周辺に移動しました。その後、天井の高い部分に新規に12mmの コンパネ楽天 の床を貼りました。
コンパネの取付けは、後で簡単にはがすことができるように四隅をビス止めしました。その上に更に同じコンパネを貼りました。
セキスイハイムの鉄骨構造の住宅は基本的に天井裏にはユニットの妻側以外には柱が無いので、広い空間が簡単に利用できるようになっています。
また、強度も鉄骨ラーメン構造となっているので十分ですので、このような改造は、素人でも比較的簡単に安心してできます。
床貼りする部分の配線を隅に寄せます
この写真は床貼りしていない部分の床の状態です。屋内配線やジョイントボックスが無造作に置かれていて、電線の上に床のコンパネが貼ってあったり、コンパネの上に電線を敷設してあったりします。断熱材も適当に置いてあるだけの所もあります。
まず、電線を鉄骨の下側や根太の間に移動します。ジョイントボックスもできるだけ周辺に移動します。
どうしても移動できない時は、電線を接続して延ばすか、根太の一部に切り込みを入れて根太の上にコンパネを貼っても問題のないようにします。
根太は450mm置きに長さ約2.4mの2x4SPF材で作られていましたので強度は十分です。
もし、根太の強度に問題があるのなら、それを補強することから始めます。それが一番大切です。
一枚目のコンパネを貼ります
この写真がジョイントボックス部分に1枚目のコンパネを貼ったところです。ジョイントボックス部分には、後でわかるように印をつけておきます。
鉄骨のすぐそばは電線を通す為に約50mmのスペースを開けてからコンパネを貼ります。
2重に貼ったコンパネの上にもジョイントボックスの位置表示をしておきましょう。
将来、点検や電気回路の変更で箱(BOX)を開ける必要があるかも知れません。
屋根裏部屋の床貼りが完成しました
この写真がコンパネを2重に貼ってほぼ完成した床です。上の写真とは別の箇所です。このように2枚目のコンパネを貼る時は、鉄骨の周辺のスペースをできるだけ無くすように貼ります。電線があるので、これを全く無くすことはできません。
取付けビスは電線のある所を避けてねじ込むようにします。そうしないと、電線に傷をつけてしまいます。
このように2重貼りにしておけば、床の強度は何を置いても大丈夫です。天井裏を居室にしても音が階下に漏れるということはほとんどありません。2階の天井の断熱も十分です。
この工事に約30枚のコンパネが新規に必要でした。コンパネを切断するのは、普通の電気丸鋸だけを使いました。切断精度はあまり要求されないので、丸鋸ガイドは必要ありません。
この後、この天井裏部屋の屋根に断熱材を入れて、壁も断熱しました。また、電気シャッター式の換気扇と自動換気スイッチも付けました。
自分で(DIYで)設置する場合の注意事項
- 天井収納用はしごユニットを使った場合は、天井裏を居室として使うことはできませんので注意してください。
- 天井裏の床の強度は十分すぎる程にしてください。人間の体重と荷物の重さや地震のことも考慮してください。
- 工事中に天井部分を踏み抜かないように、根太以外の場所には体重をかけないようにしましょう。