電動丸のこ用ガイド治具の製作

電動丸鋸に付属している平行定規を使ってみると、丸鋸の位置がよくわかりませんし、切り始めは定規が使えないので曲がってしまいます。私は丸のこで直線がうまく切れるように、丸鋸の当てと回転刃の間のオフセットを利用して丸のこ用ガイド治具を作ってみました。



ミツバチ用巣箱を電動丸鋸を使って作る

ミツバチ用巣箱をDIYで作るには、杉板を切る場合が何回もあります。また、同じ寸法に正確に切る必要があります。それには 丸鋸をうまく使うのが簡単です。

しかし、丸のこだけで直線を切るのはなかなか難しいものです。やってみればわかりますが、電動丸鋸に付属している平行定規だけで正確な寸法に綺麗に切ることがなかなかできません。

製作した電動丸鋸用ガイド治具

製作した丸鋸用ガイド治具

この写真がDIYで製作した丸鋸用ガイド 治具楽天 の写真です。全体の長さは約700mmで作りました。

材料は、長さ約700mm、幅30mm、厚さ12mmの木材と、長さ約50mm、幅230mm、厚さ5mmのベニヤ板です。

ベニア板の幅は、中央の板の幅プラス、オフセット幅の2倍以上のものが必要です。私の使っている丸のこのオフセットは約90mmでしたので全体の幅は約210mmとなりました。

電動丸鋸用ガイド治具の作り方

丸鋸用ガイド治具を作っているところ

この写真は丸鋸用ガイド治具を作っているところです。前記の二種類の板を写真のように中央で小さい木ねじを使って結合します。中央の当て木の両端に均等でオフセット以上の板があれば適当に取り付けてかまいません。

次に、丸鋸の左の当て(底板の左側)を、今作っている丸鋸用ガイド治具の当てに当ててベニヤ板を切っていきます。

中央の当ての先がベニア板の手前から約10cm出ているので、切り始めには十分余裕があるはずです。私の場合は切り始めで、丸鋸の左の当てが丸鋸用ガイド治具の当てに7割程掛かっていました。

この辺は、お手持ちのマルノコで確かめながら作業をしてください。自分で使い易いように寸法を決めてください。

丸鋸用ガイド治具は両側にオフセットを作る

片方のオフセット位置で切れたら反対側も同様に切ってやります。なぜ両側にオフセットを取ったかというと、実際に使ってみればわかりますが、片方だけのオフセットだと板を切る時に手で支える位置が丸鋸のモーターに当たってしまって使いにくいからです。

また、両方にオフセットがあると片方が破損したりして不具合になった場合でも使うことができます。

丸鋸用ガイド治具を使って直線に切る

丸鋸用ガイド治具を使って木材を直線に切る方法は、まず、差し金等を使って切りたい木の板に鉛筆等で線を引きます。この線に今回作った丸鋸用ガイド治具の切る位置を当ててやります。

この時、線が見えるように当てると線は切れて無くなってしまいます。つまり切り過ぎとなります。この線を残して切りたいのならちょうど線が見えなくなる位置に丸鋸ガイド治具をもってきます。

この丸鋸ガイド治具を使うと丸鋸を使うのが楽しくなります。これが無いと怖くて丸鋸が使えなくなります。それくらい便利なものです。是非作ってみてください。

クランプで支えると使いやすい

ちょっと大きなものを切るとか、手では支えにくいものを加工する時には、クランプを使って材料と丸鋸ガイドを挟んで支えるとうまくいきます。

この時、クランプは上側にあまり出っ張らないものを使ってください。そうしないと丸鋸がうまく通過できません。

滑り止めシートを貼ると使いやすい

丸鋸ガイド治具の下に滑り止めシートを貼ると使いやすいようです。使った人の話によると、滑り止めシート(スリップ防止シート)を使うと、全くずれないので、場合によっては全く支えなくてもうまく切れるとのことです。

しかし、滑り止めシートを使うと、シートの厚みだけ丸鋸ガイド治具が浮くので寸法取りに注意します。