電動スライド丸鋸の特徴と使い方
ミツバチの巣箱を作ったり、DIYで日曜大工をするのには、スライド丸鋸があるととても便利です。普通の丸鋸や卓上丸鋸よりも精度の良い切断加工ができます。同じ部品を大量に作る時、スライド丸鋸をうまく使うと正確に速く作業ができます。
ミツバチ用巣箱をスライド丸鋸を使って作る
日本ミツバチ用の巣箱は同じ部品の組み合わせで作ることができます。同じ部品をたくさん作るには普通の丸鋸(丸のこ)を使うより、スライド丸鋸をうまく使うと正確に簡単にできます。
電動スライド丸鋸とは
この写真がEvolutionのΦ210mmスライド丸鋸Rage3S-300を専用の設置台に取り付けたものです。スライド丸鋸は切断する材料(木材)を固定しておいて、丸鋸の方をスライドさせて切断するものです。
スライド機構がしっかりしているので、木材を綺麗に早く切断することができます。同じ寸法を加工するのならいくつでも簡単に作ることができます。
材料を直角だけでなく、水平方向に角度を付けて切断するのも簡単にできます。もちろん、垂直方向にも角度を付けることも簡単にできます。
スライド丸鋸の使い方を工夫すれば、材料に溝を彫ることもできます。
EvolutionのΦ210mmスライド丸鋸Rage3S-300の主な仕様
モーター : 1,500W 3,000RPM
最大切り込み深さ(ヘッド90度) : 60mm
最大切り込み深さ(ヘッド45度) : 35mm
最大切り込み幅(ターンテーブル90度) : 305mm
最大切り込み幅(ターンテーブル45度) : 210mm
専用チップソーで鉄材やアルミニウムや木材そしてプラスチックをすべて1台で切断できます(釘が入った木材でも切断できます)
電動スライド丸鋸の特徴や使い方
スライド丸鋸の長所は切断精度の良さです。手持ちの丸のこのような「手ブレ」がないので、綺麗な直線切断ができます。水平または垂直方向の角度をつけた切断も正確にできます。治具を使う必要がないものでは、普通の丸鋸に比べて作業が早くできます。
しかし、スライド丸鋸にも短所があります。まず、価格が高いことです。そして、卓上丸鋸と同様に本体が大きくなるので、ある程度の設置スペースが必要です。また、細長い物を縦に切断することはできません。
卓上丸鋸と同じように、持ち運べないこともありませんが、普通は専用の作業台に設置して使うと便利です。
ヘッド(刃)を斜めに傾けられるようになっているので、垂直切断だけでなく傾斜切断が可能です。また、ターンテーブルを回転させることにより、正確な角度切断が可能です。また、傾斜と角度を同時に付けての切断も可能です。
レーザー光線楽天 の付いた機種は切断するラインにレーザー光が照射されます。レーザー光線の幅はチップソーの幅に比べて狭いので、切断幅を考慮してレーザー光線の位置を補正する必要があります。
溝切り、溝彫り
スライド丸鋸の使い方を工夫すると、材料に溝を作ることも可能です。鋸刃が下がる位置を規制するネジを調整して、溝の深さを決めることができます。溝の長さは30cm程度なら簡単に加工ができます。溝の幅はスライド丸鋸を往復させて少しずつ広くしていきます。
電動スライド丸鋸の選び方
予算も関係しますが、まず、切断能力が一番重要です。最大切り込み深さとスライド幅は、買ってからでは変更不可能です。できれば能力の大きいものを買っておきましょう。
次に、切断位置の目安となるレーザー付きかどうかです。レーザー光がないと、切断位置がわかりません。
スライド丸鋸と共に専用の設置台があるととても便利です。長尺物でも安定して切断できますし、床に直接置いて使うよりも作業がしやすく疲れません。