木製表札の作り方

表札は買わなくても自分で作ることができます。私は木製の表札をDIYで製作しました。トリプルホビーグラインダーという電動工具をルーターとして使って文字を彫刻しました。安く簡単に作ることができましたので紹介します。



表札用の木を用意して文字を木に転写する

表札用の木を用意して文字を木に転写する

まず、この写真のような表札用の木を用意します。私は厚さが約19mmの松の木の切れ端があったので、これを約90mmX200mm程度の大きさに切って使いました。

あらかじめ紙に彫刻する文字を書いておきます。私は自分の氏名を書きました。その下にカーボン紙を敷いて表札用の木の上に貼り付けます。この時、紙を切って文字の配置を微調整してやります。

私はカーボン紙が無かったので、紙の裏側に2B程度の鉛筆で黒く塗りつぶしてカーボン紙の代わりに使いました。

紙の上からボールペンなどで強く書くと板に字を転写することができます。

ルーターや彫刻刀で文字を彫る

ルーターや彫刻刀で文字を彫る

ルーターや彫刻刀で文字を彫りますが、木の材質が硬いと彫刻刀ではうまく彫ることができません。私はこの写真のような ホビーグラインダー楽天 という電動工具(E-5080)をルーターとして使って彫刻しました。

やはり電動のルーターを使うとうまく簡単に彫刻することができます。この工具は石やガラスにも彫刻ができますので、1台持っておくとDIYの幅が広がります。

文字部分はあまり台形にしないで、文字の外側を斜めに彫って台形にして、文字が浮き上がるようにしました。

ニスを塗って文字に色を入れて完成

ニスを塗って文字に色を入れて完成

いきなり墨汁で木の表札の文字に墨を入れると、墨汁がにじんでしまうので、まず、水性のニスを全体に塗りました。ニスは100円ショップで買ったもので、他の用途に使った残り物です。少し濃い目の茶色にしましたので、木目がよく見えて少しレトロな感じになりました。

ニスが乾いたら、文字部分には普通は墨汁を使いますが、私は墨汁が無かったので硯を使って墨をすって塗りました。少し黒色が薄めだったかも知れません。

その後、この写真のように表札の裏にドリルなどで穴を開けて木ネジなどで玄関などに掛けてやります。

製作した感想と注意事項

全て残り物で製作したので、掛かった費用は零円(つまりタダ)でした。文字は自分でフリーハンドで書いたのであまり上手とは言えませんが手作りだとすぐにわかります。パソコンなどで書いたらもっと綺麗にできると思います。長期間の使用で表札の文字が薄くなったら墨で上から書いてやれば簡単に修正できます。

ルーターを使う時は、怪我をしないように気をつけて使ってください。また、目を保護する為に保護メガネを使い、マスクをして埃を吸わないようにしてください。