天井裏物置の外壁面の内側に断熱材を入れる方法
天井裏を物置にする為に、屋根裏部屋にコンパネの床を貼ったり、屋根に断熱材を入れたり、換気扇を設置したりしました。しかし、夏は外壁面からの熱線が強く、外壁にも断熱材をDIYで入れました。DIYでされる方の参考になりましたら幸いです。
屋根裏物置の外壁面の内側に断熱材を入れる
一般的に、寄棟造りの屋根裏には外壁面は存在しませんが、切妻造りの屋根裏には外壁面があります。
屋根裏部屋に床を貼って物置に使用し、屋根の断熱もしたのですが、外壁面は断熱していませんでした。やはり壁も断熱しないと、壁面からの熱線が強くて夏は暑くて屋根裏には居られません。
屋根だけでなく外壁も断熱したり、換気扇も設置したりすると、階下の部屋の暑さ寒さ対策としても効果があるのでお勧めです。
我が家の場合は、1996年に建てたセキスイハイムのニュードマーニという鉄骨プレハブ住宅なので、今流行りの 外断熱楽天 の家ではなく、内断熱の家なのです。従って、元々屋根裏は外と同じなのです。
外壁面の内側の鉄骨部分にベニア板を貼る為の下地を作る
壁の断熱材の室内側には、保護用に約4mm厚のベニア板を貼ります。この為、外壁面の内側の鉄骨部分にベニア板を貼る為の下地を作ります。
これは、軽量鉄骨に添わせて木材を取り付けていきます。木材は約45mm角の垂木や約30x60mmの木を使いました。鉄骨の形状に合わせて、これらの木材を選定します。
ベニア板を貼る面はちょうど鉄骨が隠れるようにします。鉄骨同士を止めているネジやナットもベニア板で隠れるようにします。
鉄骨への取付けには、軽量鉄骨に元々開いている穴を利用してコーススレッドネジで止めていきました。場所によっては鉄骨に角材を沿わせてビニルテープで止めた後、ステンレスの針金で縛りました。ベニア板を貼る面を面一(つらいち)にするのに苦労しました。
外壁面の内側にグラスウールの断熱材を入れる
この写真は外壁面の内側に断熱材を入れたところです。断熱材は、旭グラスファイバー、高性能グラスウール、アクリアマットACM、密度10、入数24枚、9.5坪、50×430×2880mmというのを使いました。
断熱材には面に方向があります。つまり、防湿シートのある方が室内側になるように入れていきます。
断熱材は壁と鉄骨の間に挿入してやります。場所によっては鉄骨の手前にも断熱材で覆ってやります。
断熱材が長過ぎる時は、ハサミで切って使います。鉄骨の隙間に入れる断熱材もハサミで切ります。
断熱材を留めるにはガンタッカーを使います
この写真が私が使ったマックスの ガンタッカー楽天 (TG-A)です。手動式ですが、断熱材の耳の部分を木材にうまく留めることができます。
使用するステープル(ステップル)はT3-6MまたはNo.3-3Mを使います。ステープルの足の長さは一番短い6mmで良いでしょう。
ガンタッカーを使わなくても、断熱材を壁と鉄骨の間に滑り込ませれば断熱材は落ちて来ません。断熱材の耳の部分を木材に留めることができる部分にはガンタッカーを使います。
断熱材の手前にベニア板を貼る
断熱材の耳をガンタッカーで打ち付けただけでは、強度的に弱いのでその手前(室内側)に約4mm厚のベニア板を貼ります。これは断熱材を保護する目的と、見栄えを良くする為ですが、ベニア板自体も断熱になります。屋根裏倉庫なので薄いベニア板で問題は無いでしょう。
上の壁の写真の左右の部分は既にベニア板を貼って完成した部分です。
自分で(DIYで)設置する場合の注意事項他
- ガンタッカー射出口を人に向けてはいけません。
- 断熱材には面の向きがありますので、防湿シート側を室内側に向けてください。