セロリの栄養、効用

セロリは独特の香りがします。この精油成分は口の中をさっぱりさせる効果があり、油っこい料理のつけ合わせにも向いています。また、生を酢味で食べると食欲増進効果があります。



セロリの主な薬効成分、セロリとは

セロリの写真

セロリはセリ科の植物で「オランダミツバ」とも呼ばれています。一般にセリ科の植物はセリやパセリのように薬効が高く、アビオイルという香味成分などの微量成分が重要なものです。

その他に多く含まれている成分としては、 カリウム楽天 があります。カリウムには利尿作用があり、高血圧の原因となるナトリウムを排出する効果があります。

このセリ科の植物の独特の香りが嫌いな人もありますが、食べてみると段々慣れて、食べていると美味しく思えてくるものです。私も初めは変な味だなと思いましたが、食べているうちにとても好きな野菜のひとつとなりました。

その他セロリの微量成分

セロリの成分の中で、量的には多くはありませんが、カロチンをはじめ、ビタミンB1、B2、C、E、カルシウム、鉄分等を多く含んでいます。ビタミンB1、B2はエネルギーの代謝を促し、身体の正常な働きを維持するのに有効です。

セロリにはビタミンUも比較的多く含まれています。ビタミンUを摂取すると、潰瘍を予防することができるといわれています。ビタミンUは熱に弱いので、効率よく摂取するためには生食するのが良いでしょう。

セロリの調理と食べ方

セロリの食感や特徴は、シャキッとした噛み応えと独特の香気です。この香りには、臭みを消す揮発性成分が含まれています。この為、肉料理の香味野菜として利用されてきました。

茎を生のまま食べるのが食感を生かした利用方法でしょう。その為には、新鮮なものを選ぶことが第一です。

セロリは煮込んでも良いし、炒めても良いと思います。調理の幅の広い野菜です。西洋料理だけでなく中華の煮物や和食の味噌汁などにも使う人もあります。

セロリはその全てを食べられるので、捨てるところはありません。根の近くの太くて堅い部分は煮物に使います。葉に近い軸や葉や小枝の部分は生でサラダにします。また、湯通ししたり、油炒めにしたり、スープやシチューや肉料理の香味野菜としても使えます。

セロリの香辛料としての使い方

セロリの筋の多い部分や香りの強い葉は、人によってはそのまま食べられない場合があります。その時は、肉やレバーなどの臭い消しに利用してください。香りを楽しむのなら、細かく刻んでスープに入れてみてください。

セロリの種はセロリの茎や葉と同じような香りがします。セロリシードはこれを乾燥させたものです。漬物の香味つけとして、煮込み料理のスパイスとして使えます。

セロリの選び方

茎が太くて肉厚でガッシリしているもの、香りが強くて葉が青々としていているものを選びましょう。どうせなら小さい物より大きい物、柔らかい物より硬い物を選んでください。新鮮な方が栄養も豊富です。

セロリの保存方法

まず、セロリを葉と茎に切り分けます。葉はラップをかけて冷蔵庫へ保存します。茎はコップに少し水を入れて根元を下にして保管します。