ままかりの酢漬け(ママカリの栄養と料理)
ままかりと言えば岡山県人なら知らない人は居ないでしょう。岡山で秋祭りのごちそうと言えばママカリの酢漬けの入ったちらし寿司です。ママカリ料理には多くの種類がありますが、素人の私でも簡単に作れるママカリの酢漬けの作り方を紹介します。
ママカリとは
ママカリという魚の正式な名称はサッパと言います。ニシン目・ニシン科に分類されている魚で、岡山県の郷土料理としてママカリの酢漬けは特に有名です。
ママカリの名前は、ママカリが美味し過ぎてママ(ご飯、マンマの変化したもの)を隣からカリ(借り)て来る程だという例え話からできたということです。
ママカリの調理方法(酢漬け)
まず、ママカリの下ごしらえをします。鱗(うろこ)を包丁の刃を立てて削り取ります。次に頭とハラワタを取ります。尾ビレは取っても取らなくても良いでしょう。この写真では取っています。
焼かずに酢にそのまま漬ける場合は3枚おろしにする人もありますが調理がとても面倒です。長い間、酢に漬ければ骨も柔らかくなって食べられます。
見栄え良く作るなら、そのまま酢漬けにしてください。この場合、骨ごと美味しく食べられるのは1~3日経過してからです。
焼いて酢漬けにします
そのまま酢漬けにしても構いませんが、網の上で焼いて酢漬けにしてみました。焼き加減は適当です。あまり焼き過ぎると身が崩れます。この写真では尾ビレは取っていません。
網で焼かずに、フライパンの上で油を引いて軽く炒めても良いでしょう。この場合もあまり炒め過ぎると身が崩れます。
酢漬け楽天 にする場合は、酢と砂糖とみりんと醤油で好みの味にしてください。一日置いたら骨が柔らかくなって美味しく食べられます。これが岡山の郷土料理の味です。生を酢漬けにするよりも火を軽く通した方が早く食べられます。
ままかり(サッパ)の栄養
ママカリの酢漬けは骨や皮や背ビレや尾ビレも食べるのでカルシウムが豊富です。料理方法によっては頭も食べます。また、魚の油は不飽和脂肪酸が多く、DHAやEPAと共に健康にも良いと思います。
また、旬の魚を食べると味が良いので塩分を薄味にすることができます。酢の健康効果との相乗効果もあり美味しく食べられるのが魅力です。
ママカリの南蛮漬けの作り方
上記のような手順で下ごしらえをしたママカリに片栗粉をつけていきます。フライパンなどを使ってママカリを食用油で揚げます。
薄切りにしたタマネギと千切りにした人参やピーマンなどの野菜を用意します。要は好みで生食できる旬の野菜を使ってください。
酢と醤油と味醂と砂糖などでお好みの漬けダレを作って、これに上記の材料を入れていきます。数時間以上置けば美味しく食べられます。