テンペの特徴と栄養
テンペは大豆などをテンペ菌で発酵させた食品ですが、納豆のように糸を引いたり臭いが強いということはありません。少し甘みがあり柔らかくて栗のような風味もあり、食べやすいクセの無い味です。日本でも製造販売され、健康食品として注目されています。
テンペとは(テンペの特徴)
テンペ(インドネシア語でtempe、英語でtempeh)は元々、インドネシアで盛んに作られているもので、大豆などをテンペ菌で発酵させた醗酵食品です。
大豆をテンペ菌で発酵させて販売されている、そのままの「テンペ」は固まったブロックの形状をしています。味や臭いはほとんど無く淡白な味がします。納豆のように糸を引かず、クセがないので食べやすい。
インドネシアでは広く料理の食材として使われていますが、最近は日本でも健康食品として注目されています。日本でも製造されて各地のスーパーなどでも販売されていますが入手しにくいかも知れません。
テンペは大豆のタンパク質が醗酵することによって消化されやすくなっています。また、テンペは食物繊維を多く含んでいます。
テンペの栄養
テンペは大豆をテンペ菌で発酵させたものなので、大豆そのものよりも栄養が増えています。また、塩分を全く使っていないので高血圧症の人には理想的な健康食品と言えるかも知れません。
元々ある大豆の良質なたんぱく質に加えてテンペ菌の働きで増えたビタミンB類や必須アミノ酸や食物繊維やミネラルやイソフラボンやサポニンなどを多く含んでいます。この為、高血圧、動脈硬化、ガンや糖尿病などの成人病の予防に効果があると考えられています。
冷凍テンペをフライパンで炒めたもの
この写真は、岡山県小田郡矢掛町のテンペ販売店から買ってきた冷凍テンペをフライパンで解凍して炒めただけのものです。
これをそのまま食べると、きな粉のような香りがほのかにして、少し甘みがあり柔らかくて栗のような風味もあり、食べやすいクセの無い味でした。ポン酢で食べても美味しいようです。
大豆を発酵させたものですが、納豆のように糸を引いたり、臭いがしたりすることはありません。
テンペとその加工品の販売店(矢掛家具センター)
一般的にテンペの入手は難しいのですが、幸いにも我が家の近くの岡山県小田郡矢掛町矢掛2570の矢掛家具センター(電話0866-82-0366)にて販売されていました。2015年2月にはテレビで 矢掛 テンペ楽天 について放送されこの店も紹介されていました。
大豆テンペや冷凍テンペや黒大豆テンペやハトムギテンペやテンペコロッケやテンペ絹豆腐や粉末テンペなど様々な商品を販売されています。矢掛テンペは矢掛町のブランド認定品になっています。
店の看板は家具屋さんですが、奥様の古中さんがテンペの販売に力を入れていらっしゃいます。
テンペの作り方
テンペ菌を入手できればテンペを作ることができます。テンペを作るには、大豆を半日以上水につけておいてその後、約20~30分煮て冷まします。
これに酢を入れて酸性にしてからテンペ菌を加えます。薄く広げて約30度Cの温度で約24時間醗酵させます。醗酵時間や温度の管理が難しいらしいです。