イカ、タコの効用(烏賊、蛸の栄養と利用方法)
イカやタコ類にはタウリンが多く含まれています。タウリンは、血圧を下げたり、コレステロールや血糖値を下げたりします。ひいては心臓や肝臓の機能強化になり健康の増進に有効なものです。
タコの写真
昔は、イカやタコは元々、コレステロールが高い食品として嫌われていました。しかし、イカやタコに含まれる タウリン楽天 には、血圧を下げたり、コレステロールや血糖値を下げたりする働きがあります。そんなに気にしなくても良いと思います。
イカ、タコの栄養、薬効、効能
イカやタコはコレステロールが多い食品ですが、刺身や煮物として調理すれば、気にすることはありません。タウリンの他に、コレステロールを低下させるシトステロールという成分が含まれています。
イカやタコにはビタミンEも多く含まれていて、活性酸素から細胞を守って、発がんを抑制する働きがあります。老化防止や更年期障害にも効果があります。
また、イカやタコには、ビタミンEや亜鉛も多く含まれています。また、蛋白質が多くて低カロリーなのでダイエットにも効果的です。
ビタミンEは活性酸素を消して、発がんを抑制したり、老化防止に効果があります。亜鉛は細胞の再生や病気の予防に効果があります。
イカ、タコの利用方法と注意
イカやタコには、他の魚等に比べてタウリンが多く含まれていますので、コレステロールの含有を特に気にすることはありません。
それでも気になるのなら、野菜や海草と共に食べると良いと思います。野菜や海草の水溶性の食物繊維はコレステロールの吸収を抑えてくれます。
イカやタコには、プリン体が多いので食べ過ぎには気をつけてください。特に通風持ちの尿酸値の高い人は少なめにしておくことです。
イカ、タコの食べ方(料理)
イカやタコを使った料理には様々な種類があり、イカの塩辛、イカ大根、イカソーメン、タコ酢、タコ焼き、タコ飯、中華丼等の料理によく使われています。
タコ酢のレシピ例
材料は次の通り
タコ---500g、キュウリ---大3本、酢---大サジ4、砂糖---大サジ4、ダシ---大サジ1、生姜汁---小サジ1
作り方は次の通り
- 多めの湯でタコをさっと茹でます。足を切り離して薄切りにします。
- キュウリは薄切りにして塩もみします。その後水気を取ります。
- 調味料を混ぜて、電子レンジで加熱して冷まします。
- タコとキュウリを合わせ酢で和えて、生姜汁を加えて混ぜて盛り付けます。
イカの塩辛
イカの塩辛はイカの身の部分の他にイカの内臓も使っています。微生物によって発酵させていますので、独特の味と美味しさがあります。内臓に含まれている消化酵素によって、新たにアミノ酸が生成されています。
また、昔からの方法で作られたものは塩分が約8~12%と高くなっています。市販の主なものは塩分濃度が約数%ですので、早めに食べないと品質が悪くなりますので注意してください。食べ過ぎると塩分の摂り過ぎになりますので気をつけてください。
西洋でイカやタコをあまり食べない理由
西欧諸国では、宗教上の理由や慣習により、見た目が悪くて食べる気になれないという認識があるようです。また、タコは悪魔の魚と呼ばれて嫌われているようです。しかし、寿司店や日本料理店や韓国料理店等ではイカもタコも料理されています。ナマコも同様です。