オクラの栄養と効用と利用方法

オクラのヌメリは独特の感触があり、嫌いで食べられない人もあります。納豆と同じく、食べていると段々と好きになって行くから不思議です。栄養が豊富なので、食わず嫌いにならないようにしたいものです。



オクラの栄養素

オクラの果実

オクラには独特のヌメリがあります。このヌメリは、ガラクタンやアラバンやペクチンなどの 食物繊維楽天 が主な成分です。

この食物繊維には、腸の働きを整えたり、コレステロールを低下させたり、血糖値を抑える働きがあります。その他の成分として、カルシウムや鉄、βカロテン、ビタミンC等を含有しています。

βカロテンは、ビタミンAと同じく、眼や粘膜や皮膚に効果がある栄養成分です。ビタミンCは、体の調子を整えたり、風邪の予防をしたり、活性酸素から身を守る働きをします。

その他、カリウムは、体内の余分な塩分を排出する働きがあります。この為、高血圧を改善します。カルシウムは骨そしょう症を予防します。

オクラの花

オクラの花

オクラは納豆のように糸を引く食べ物です。果実のサヤの部分は断面が星形をしています。

この写真のオクラの花は淡い黄色で、野菜の花とは思えないように綺麗なものです。この花は食べられるそうです。でも実のほうが美味しいかも知れません。

オクラの調理や利用方法

生で食べるのなら、薄く輪切りにして、酢と削りガツオで食べると美味しいと思います。納豆の薬味にしても良いかも知れません。栄養豊富なので、夏の暑い時に食べると体に良さそうです。

オクラのヌメリを残すのなら、さっと茹でます。また、ヌメリが嫌いなら、じっくりと煮ます。茹でた後、和え物や酢の物、炒め物等に利用します。

ヘタの部分には少し苦味があるのですが、食べても栄養があります。もし、嫌いならヘタを切り落としてから調理します。表面のうぶ毛を取るには、塩で簡単に揉んでから水洗いします。

良いオクラの選び方

新鮮で良いオクラは、うぶ毛がハッキリしていて、サヤの角がクッキリしています。新鮮なものは見たらわかります。色は濃くて緑色の物を選んでください。

オクラの角が茶色く変色しているものや、切り口が、少し変色しているものは鮮度が落ちています。見ればわかります。

オクラの保存方法

オクラは、乾燥と低温に弱いので、保存用の袋に入れて、野菜室で保存します。冷蔵庫で5度以下にしないようにしましょう。茹でてから保存したり、冷凍したりして長期保存します。