日本ミツバチの分蜂群の捕獲2
日本蜜蜂(ニホンミツバチ)が分蜂して近くのバベの木に集合して蜂球を作りました。この日本ミツバチを捕獲して蜂球を巣箱に入れました。巣箱の入口には長さ30cmの定規と手製の4mmのクサビで、女王蜂が出られないようにしておきました。この逃去防止装置は約1週間後に取り外します。
昨年から飼っていた日本ミツバチが分蜂しました
2011年4月10日の午後3時頃、近所の方が昨年から飼っていた日本ミツバチが 分蜂楽天 しました。昨年は一度も蜜を絞らなかったので、蜂の数が冬でもあまり減らなかったのかも知れません。意外と早い分蜂だと思います。
分蜂した日本ミツバチの蜂球を捕獲しました
一般的に分蜂群(蜂数約5,000~10,000)は、数時間~2日間、巣箱の近くの木等に集合して蜂球を作ります。その間に偵察蜂が新しい住み家となる場所を探します。適当な場所が見つかったら一斉にその場所へ向けて移動します。
日本ミツバチを捕獲するには、この蜂球を巣箱に入れてしまいます。待ち箱(待ち桶)と呼ばれる巣箱を近くに置いておくのも捕獲の効果があります。
午後3時頃、近所の方が飼っていた日本蜜蜂が分蜂したと連絡があり、行って一緒に捕獲しました。この写真は巣箱の近くのバベの木に分蜂した蜂の群れです。
その方は虫の知らせがあったのか、昨日からミツバチ用の飼育箱を製作中でした。将に「泥縄」状態で、急いで巣箱を完成させました。
麦わら帽子に虫除けの網の面布を付けて、軍手をして虫取り用の網に捕獲しました。網で捕獲する場合、蜂の重量がかなりあります(約500~1,000グラム)ので少し丈夫な網が良いと思います。すぐに作ったばかりの巣箱に上から放りこんで、蓋をしました。
日本蜜蜂は腹に蜜を一杯にしてから分蜂するので、その時は余程の事がないと刺すことはありません。普通に巣箱に住んでいる時は、腹に蜜を大量に持っていることはないので機嫌が悪ければ刺されることがありますので注意してください。
捕獲した分蜂群を入れた巣箱に残りの蜂が入って行く
巣箱を適当な所に仮に設置してやりました。蜂球のできた場所と、巣箱を設置した場所が少し離れているので、蜂球を取った後にまた蜂球ができました。
捕獲しきれなかった蜂を、もう一度虫取り用の網で捕獲して、巣箱の前面付近に放してやりました。そうしたら蜂達は一斉に女王蜂の居る箱の中に入って行きました。
巣箱の入口には長さ30cmの定規とアクリルで作った手製の4mmのクサビで、女王蜂が出られないようにしておきました。この逃去防止装置は約1週間後に取り外します。
4mmの幅は働き蜂がやっと通れる幅です。入口が狭いので10分以上かかって蜂達は巣箱の中へ入って行きました。うまく居着いてくれるでしょうか。
金稜辺や捕獲板を使って捕獲する方法もあります
蜜蜂を飼っていると蜂球のできる場所がだいたい決まってきます。その近くに蜂球を作り易いように、表面がザラザラした板をあらかじめ作って水平に設置しておくと捕獲し易いようです。私もベニア板で作って設置してみました。
また、すぐ近くに待ち桶(待ち箱、待ち洞とも言う)と呼ばれる巣箱を置いて、金稜辺(キンリョウヘン、蜜蜂蘭)という蘭の花を巣箱の近くに置いておくと捕獲できる確率が格段に上がります。
この方法は、昼間に家に居ない人でも蜜蜂を捕獲できるのですが、思い通りにならないのが難しいところです。また、金稜辺の花が咲く時期を分蜂時期に合わせるのが難しいものです。