西洋ミツバチの分蜂群が飛来し巣箱を占拠
西洋蜜蜂の分蜂群が飛来して来て、日本蜜蜂を追い出して重箱式の巣箱を占拠してしまいました。日本の自然界には西洋蜜蜂は生息していないと言われていましたが、生息しているのかも知れません。私はこれを飼育することにしました。
西洋蜜蜂の分蜂群の飛来
2016年5月7日に、 西洋ミツバチ楽天 の分蜂群が飛来して来て、日本蜜蜂の重箱式の巣箱を占拠してしまいました。
ちょうどその日は、私は外出していて、帰って来て蜂場へ行くと1つの巣箱の様子が変です。日本蜜蜂より少し大きくて見慣れない黄色っぽい蜂がたくさん巣箱の周りに集まっています。
これは、西洋ミツバチだとすぐにわかりました。私の家の周辺4km以内には西洋ミツバチを飼っている人は居ないはずなので、自然界にも西洋ミツバチが生息しているものと思われます。
巣箱の出入り口(巣門)が元々日本蜜蜂用で狭いので、西洋ミツバチには出入りしにくそうです。雄蜂は身体が大きいので、特に入りにくそうでした。巣箱の前は雄蜂だらけでした。
日本ミツバチの巣箱を占拠した西洋蜜蜂
翌日、巣箱の上の蓋を開けてみると、スノコの間から西洋ミツバチの働き蜂がたくさん居るのが確認できました。
この巣箱の大きさは外形が縦横30cm角で高さが約80cmあります。巣箱の中の巣は高さが約70cmです。それから考えると、相当大きな分蜂群と思われます。
今後の方針(西洋ミツバチを飼うべきかどうか)
折角、西洋ミツバチが自然に手に入ったので、西洋蜜蜂を飼わない手はありません。でも、この巣箱では、日本蜜蜂のように飼うわけにはいきません。
日本蜜蜂は巣の上の方に蜜を貯めて、巣の下の方で育児をする習性があります。また、分蜂は主に春に行なわれて、群が小さい時には分蜂しないので、放置しておいても飼うことができます。
しかし、西洋蜜蜂は蜜を集める能力が高くて、すぐに分蜂するので、毎週のように巣を点検して、分蜂しないように王台を除去しないといけないらしい。また、貯蜜と育児はどこでするか決まっていないようで、上の方から蜂蜜を採取すれば良いとは言えないようです。
つまり、西洋蜜蜂を飼うにはラングストロス式の巣箱にして巣を点検し易くする必要がありそうです。
巣箱をラングストロス式に変更する方法
蜜蜂達をラングストロス式又は、ホフマン式巣箱に直接入れる方法では、西洋蜜蜂は巣にしがみつく性質があるので、巣の中のミツバチを移動させるのは難しそうです。
そこで、この重箱式巣箱の下にラングストロス式の巣箱を置いてやり、蜂が巣箱内を移動できるようにしてやります。下のラングストロス式巣枠に巣を作ったら、上の重箱式の巣箱を上から少しずつ解体する方法が良さそうに思えました。この方法は岡山市のスロー人さんのアイデアです。
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