日本ミツバチの成長記録2
日本蜜蜂の分蜂群を2010年4月25日に1群目を捕獲してからの成長の記録をつけてみたいと思ってこのページを作りました。秋以降の粘着シートやペットボトルトラップなどのスズメバチ対策や巣箱の防寒対策等を記録しています。
巣箱に蟻対策を施す(2群目)
2群目の巣箱を見に行ってみると、蜂の出入りが多くありません。よく見ると、小さい蟻がたくさん巣箱に入り込んでいて、巣くずや蜜を運び去っているようでした。
あまりにも小さい蟻で、蜜蜂は為す術もなく、やられっ放しという感じでした。これは何か対策をしてやらないといけないので、ブロックを水に浸けてやることにしました。蟻は水の中を泳げませんのでこれでバッチリです。
大きな入れ物が無かったので、とりあえず、この写真のように小さい箱を2個使ってブロックの下を水で満たしてやりました。少し箱が小さめですが、なんとかなるでしょう。
対策後は少し蜂の出入りが多くなったように感じました。(2010年7月20日)
後日箱の中の水を見ると、ボウフラが大量に発生していました。すぐに灯油を少し水に混ぜてやりました。油の膜が表面にできるので、ボウフラは呼吸ができずに死んでしまいます。
スズメバチ対策
日本ミツバチを飼っていると、秋にはスズメバチが襲って来るようになります。日本ミツバチはスズメバチに対抗する手段を持ってはいますが、それでもいざとなると逃去することがあります。
スズメバチ用粘着板の設置
100円ショップで売っている 粘着ネズミ捕り楽天 を使ってスズメバチ用の粘着板としました。
まず、飛んで来るスズメバチを100円ショップで買った魚捕り網で捕まえます。
このスズメバチを死なしたり、弱らせないように、ラジオペンチでそっとつかんで、この粘着板につけてやります。
これを巣箱の近くで、ブロックなどで適当な高さにして置いてやります。
粘着板には屋根を付けると良い
この写真のように雨が掛からないように屋根を付けてやりました。
生きているスズメバチだと、次から次へと面白いように粘着板に掛かります。死んだスズメバチはラジオペンチで取り除いてやります。(2012年10月)
2013年の秋にはオオスズメバチが大発生したのか、スズメバチの攻撃は尋常ではありませんでした。
毎日10~20匹のスズメバチをこの粘着シートで捕獲しました。粘着シートは3ヶ所に設置しました。
スズメバチトラップの製作
この下の写真のように、大きめのペットボトルを加工して、スズメバチトラップを作りました。ペットボトルの上の方に放射状に16本程度ハサミで切り込みを入れます。
次にこの切り込み部を内側に折り曲げます。寸法は適当でかまいません。一度中に入ったスズメバチは簡単には出ることができません。
中の液体は、100パーセントのジュース(ぶどうのジュースが良いようですが、無ければ何でもかまいません)と焼酎(無ければ酒)を1:1位の割合で入れます。あとは砂糖と酢を適当に入れます。
焼酎か酒は多めの方が良いようです。これも入りだしたら面白いようにスズメバチが入ります。ペットボトルの中がスズメバチの佃煮状態になります。
巣箱の防寒対策1
寒くなってきたので、巣箱に防寒対策を施しました。稲ワラを巣箱に巻いてやりました。
この巣箱は板厚が12mmなので少し薄いのです。
巣箱の外側に手を置くと中の巣の熱を感じます。ということは巣から熱が逃げている証拠です。
この写真のように巣箱の蜂の巣がある部分だけに藁を巻いてやりました。
この写真の左にはスズメバチトラップと粘着板が置いてあります。
今年の秋にはこのスズメバチトラップ(ジュースと焼酎と砂糖と酢の混合物)と粘着板でスズメバチを約100匹退治しました。(2010年11月28日)
巣箱の防寒対策2
2012年は寒くなってから、巣箱に防寒対策を施しました。梱包用の通称プチプチというビニルシートを巣箱に巻いてやりました。
プチプチの突起部分は内側に向けています。このようにすると、巣箱との間に空間が確保できます。この巣箱は板厚が約19mmです。
板厚が薄くて約10mmの巣箱に防寒対策をすると、梱包用のビニルシートの内側(表面の裏側)にほんの少し結露する場合があります。
これは防寒に効果があったということです。板厚が約20mmになると梱包用のビニルシートの内側に結露することはあまりありません。
このプチプチの防寒シートは巣箱の上の部分にはしません。ビニルシートは通気性が全く無いので、巣箱との間に、ある程度の通気を確保して結露を少しでも防止する為です。
また、この写真には写っていませんが、巣箱の出入り口にもダンボール紙を詰めて出入り口の横幅を1/3~1/2にしてやりました。(2012年12月)